FX相場革命!不滅の恐竜達?ジュラシックパークに氷河期は訪れない!?

タイトルはふざけていますが、内容はいたって真面目な話です。
(恐竜って何?と思った方は7月12日の記事参照下さい。)
 
スワップ派否定論には大きくわけて2つあると思います。
 
①超円高も予想されるし、スワップをこつこつ貯めても大きな為替差損をカバーすることは今後できなくなるよ。
 
②相場暴落時には円キャリートレードが巻き戻されるので、円売りホールド派が一番打撃を受けるし、損切りをしなければそこそこのレベレッジに抑えていても元手を失って退場してしまうよ。
 
これが革命的意見になると恐竜絶滅説になる訳ですが、こちらも全否定していては同レベルなので、FX革命家風に言えば氷河期にも生き抜く恐竜になる方法を考えるべきだと思います。
 


①に関しては相場観にもよるので今回は詳しくは触れませんが、私の場合は極端な円高説には与しないものの、ドル売りを取り入れることで円売り集中は回避しています。
 
②に関しては、円売りスワップ派は身を以って恐ろしさを体験していると思います。
昨年8月・今年3月と退場を経験した方も少なくないと思います。
私も昨年8月にそれに近い経験をしているのでわかりますが、強制退場にならなくても証拠金の7~8割まで含み損が達すれば、そこで損切るか反転を期待して待つかの恐ろしい選択に迫られます。
(そんな所で損切りしていれば絶対に儲かりませんが、1~2割程度の含み損で損切りしていてもスワップ運用にならずの難しさ)
 
②はボラティリティーの高さが問題なので、スワップ派が利益を手にしないことを意味するのではなく、低レバならクリアできる問題です。
クリアすれば回復していくものを、一時的な相場変動で元手を失ってしまえば0を増やすことはできなくなるし、絶対に避けるべき問題です。
 
ところが、私は相場の急変というスワップ派最大の難敵が今後弱まっていくのではないかと見ています。
 
今週の相場の急変で(当たり前ですが)スワップ派が退場したという話は聞きません。
 
しかしながら、株式市場は昨年8月・今年3月に負けず劣らずのパニックでした。株価もほとんど3月安値を割り込んでいます。
 
また驚くべきことはドル円が1日で2円下げた日もリラやランドの高金利通貨は全く売られる気配がありませんでした。
(私のイメージではドル円が2円下げれば、トルコリラは4~5円下げる。)
 
その他のクロス円もドル円が下げた分ドルストレートが買われ、あまり動かないケースが多かったと思います。
 
従来の常識が全く通用しません。
 
何故こんなことになっているかと私なりに分析するとこうなります。
 
●相場のボラを作り出すヘッジファンドが業績不振・不十分な借り入れにより、ハイレバで相場を掻き回すことができなくなっている
●円キャリートレードもレバレッジが大きく掛かっていないので巻き戻しも小さいし、円への逃避という考えに変化も?
●リスク回避でドル・円が買われず、ユーロや豪ドルが買われる。高金利通貨もドルへの買戻しが起こらないのでクロス円が下げない。(ドルへの信頼は今やリラやランドと同程度?)
 
上記は素人分析ですが、明らかに今までのパニック時とは異なる反応をしていますし、スワップ派にはフォローの風です。
 
だからと言ってレバを上げてはいけませんが、特に上へ下へと強引に相場を動かすヘッジファンドは今後も以前ほど活発にならないのではないかと見ています。
 
今度相場が急変する時にはこの辺りに注目して見て下さい。
ジュラシックパークに氷河期は訪れない!?
 
にほんブログ村 為替ブログ FX スワップ・長期投資派へ [←参考になりましたら一押し。m(._.)m]

コメント

タイトルとURLをコピーしました