今日は日経も7700台まで上げているようですが、株価不安も一旦和らいだところで、過去半年間のBRICsとダウ・日経の株価推移を比較してみます。
比較グラフはヤフーファイナンスから拝借しました。
SS:上海総合指数(A株+B株)
BVSP:ブラジル株価指数
HSI:香港ハンセン指数
DJI:NYダウ指数
N225:日経平均
BSESN:インド株価指数
グラフを見て一番目に付くのは上海総合が他を引き離して半年間で唯一プラスになっていることですね。
ブラジルの株価が10月の暴落以降は堅調に推移し頭1つ抜け出していること。
残り4指数は半年間で騰落率はどんぐりの背比べであることですね。
さて、皆さんこのグラフを見て、俺の株や投信はこんな推移をしていないのにと違和感を感じないでしょうか?
私が感じたのは、ブラジルはこんなに堅調だっだのか?、香港はダウや日経と背比べ程度の軟調だったのか?
(いや多くの人は新興国先入観でそう思っているかも知れませんが)
投信なら円換算された基準価額を見ているので、当然これらの指数に為替レートを掛けたものに連動します。
(確認していませんが)ブラジルレアルが株価ほど堅調に推移していないこと、ドルペッグの香港ドルは新興国の中で円高の影響を一番受けていないことが影響しています。
また、香港ハンセン指数は中国株を含む香港株の指数なので、H株指数なら頭1つ抜けているはずです。(ヤフーのデータにないので香港ハンセンで代用)
このグラフを見ると、下落が小さめだったNYダウが2・3月の下げでようやく他国に追いついて来たのがわかると思います。
10月の底の位置を見比べて下さい。グラフにはありませんが、英欧もダウに似た動きです。
また、下落は新興国級で上昇は先進国並みのN225の動きもなるほどと思わせます!?
現在の株安ドル高が海外リスク資産の圧縮によるなどとも解説されますが、私は甚だ疑問です。
それなら10月のようにブラジル株価も狂ったように下がる筈で、外人が日本株をこの期に及んで売り続ける理由を、現実を見据えないのか、わかっていないのか、外部要因のせいにするのはやめなはれ!
(少なくとも、海外リスク資産の圧縮対象に日本株が選好されている、程度の解説はお願いしますよ!)
BRICsの中では、
中国(上海) > 中国(H株)=ブラジル > インド >> ロシア
の強さでしょうか?
ロシアはともかく、インドは10月の底値も割り込んで軟調ですね。
比較グラフを3カ月・1年で比べるとまた違ってきますし、興味があれば簡単なのでご自分で比較してみることをお勧めします。
[P.S.]土日で40人近くの沢山のぽち押し誠に有難う御座いました。押すのも面倒だと思いますが書くのも面倒なので(?)、今後とも良ければ3秒ぽち押しに時間を割いてやって下さい。m(._.)m
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]