ドル安の勢いが一向に衰えませんね。
原油価格も1バレル78ドルの1年ぶり高値を付けましたが、最近の相場はイロイロとスピード違反でしょと引いているのは私だけではないと思います。
その中でも一番勢いのある豪ドルですが、RBAのスティーブン総裁が藤井さんもビックリの自国通貨高容認発言(?)をしました。
豪紙オーストラリアンのウェブサイトによると、
投機筋が豪ドルを1.1ドルまで押し上げる可能性とその際の豪中銀の防衛手段を問われて、
●大きな相場の変動には投機筋というよりも通常合理的な理由がある
●1.1ドルまでの通貨高シナリオを描くことは可能
と述べました。
AUD/USD=1.1なら1ドル90円でも豪ドル100円というレベルです。
ファンダメンタルズから見てもおかしくないので、そこまで上昇しても介入する理由はない!と言っているとも解釈できます。
この発言が豪ドル買いに更に勢いをつけたようですが、これは某国財務大臣と同じように中銀総裁が浮いた発言をして、関係者や豪国民はオイオイと突っ込みを入れているのでしょうか?(笑)
でもこの発言で、日本も円高を容認すべきと正当化することはできません。
豪中銀総裁の発言がKYなものでなければ、豪ドル高を受け入れられる段階まで景気が回復してきたと判断しているはずで、日本とは状況が大きく異なるからです。
個人的には、豪ドルは押し目がないとこんなスピード上昇には乗れません・・。
ドル円も90円台を回復しましたが、そろそろ円高モードも終わって欲しいですね。
週足か月足のチャートで見ると、08年12月~09年1月に付けた80円台と10カ月後の今付けている80円台がダブルボトムを形成しつつあるようにも見えます。
10カ月前を踏襲するならもう一度87~88円レベルを試しに行って円安に浮上していくかも知れません。
この10カ月間の高値が3月末の101円なので、ダブルボトム形成後に上昇して100円越えを果たして円安モードに入るというベストストーリーを描けます。
勿論、これはチャートを眺めた上での単なる願望・妄想ですが、ファンダメンタルズで豪ドル100円が正当化されるなら、ドル円100円もファンダメンタルズで否定される理由は全くないと思うのですが・・。
(米国側の事情は考慮してませんけど、日本売り材料も出てくるでしょ!?)
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]
ドル円は10カ月をかけた80円台のダブルボトムを形成しろ!オーストラリアも日本に負けじと豪ドル高是認!?
