楽天証券がドイツ銀行グループの運営管理するDb X トラッカーシリーズ6本をなんと2月12日(今日)の11時から受付開始予定です!
特筆すべきは、この中にベトナム連動ETFが含まれていることです!(Great!)
対象国 コード 銘柄 信託報酬
—————————————————————-
ベトナム 03087 Db x-Trackers FTSE Vietnam Index ETF 0.85%
インド 03015 Db x-Trackers S&P CNX NIFTY Index ETF 0.85%
中国 03007 Db x-Trackers FTSE/Xinhua China 25 ETF 0.60%
韓国 02848 Db x-Trackers MSCI Korean TRN Index ETF 0.65%
台湾 03036 Db x-Trackers MSCI Taiwan TRN Index ETF 0.65%
米国 03020 Db x-Trackers MSCI USA TRN Index ETF 0.30%
—————————————————————-
全て香港に上場しているETFなので、中国株と同様の取引手数料が掛かります。
ベトナム以外は御馴染みのETFと言えますが、実はこのベトナムETFは東洋証券だけが既に昨年の9月末に取扱を始めていました。(何故東洋だけできたのかは知らない)
私の知る限り、楽天は2番目の取扱だと思いますが、やはり大手ネット証券の取扱はインパクトがあるでしょう。
私のブログでも度々取り上げましたが、ベトナムへの主な投資は数年前のブーム時にボッタクリの手数料とわけのわからん成功報酬を設定した高コストの投資信託ばかりです。
上の6本のETFを見比べれば、そりゃベトナムが一番高コストですが、それでもたった0.85%の年間信託報酬です。
しかし、売買手数料には注意した方が良いですよ。
中国株口座なので、国内よりは委託手数料が高めだし、円から香港ドルへの為替手数料も掛かります。
かつ、楽天証券では香港ドルでプールできないので約定の度に為替手数料が発生します。
では、楽天証券でベトナムETFを売買する際の手数料を何%で見積もったら良いでしょうか?
今の円高レベルで1香港ドル=11.5円とします。
為替手数料が片道15銭なので片道コストは約1.3%掛かります。(米国株口座に比べると高いですね。)
楽天の中国株委託手数料が約定代金(10~100万円の場合)に対し0.525%に設定されています。
為替手数料と合計すると、ざっくり
片道1.8%、往復3.6%の手数料
と見ておけば良さそうです。
意外とかかりますね、これなら投資信託の通常の販売手数料3.15%よりも高いですね。(ベトナム投信の場合はもっと高く設定されているのでは?)
往復の手数料が3.6%になると長期での保有を前提にした方が良いと思いますが、信託報酬は年1%以下ですし、成功報酬を取られるボッタクリ投信よりは断然価格競争力があると思います!
因みに以下のチャートはベトナムETF(03087)の香港上場後の推移です。
昨年7月の上場で期間は短いのですが、昨年の高値からは充分に調整しています。(今はどこの市場もそうですけど・・。)
(口座開設←ベトナムを始めDB Xシリーズに興味があれば!)
楽天証券のプレスリリースでは、今回のETF導入の背景として以下の理由を挙げています。(抜粋)
2010年1月度の個人投資家サーベイで、過半数が「中国やインドに注目する」と回答し、東南アジアや中東・北アフリカに注目比率も上昇し、個人投資家の投資先へのニーズがますます多様化している。
楽天証券がこのような投資家ニーズを迅速に捉え、従来ならマニアックとも言われた新・新興国群への投資手段を今後も低コストで提供してくると期待したいところです。
(MSCI用語で言えば、エマージングから更にフロンティアマーケットへ!)
英米よりも、アセアン・中東・アフリカ!・・・?
(やっぱりマニアはまだ少ないか・・。)
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]