国民年金納付率60%割れ!日本の突出する世代間不均衡でも儒教精神で下の世代が支えるのは当然か?

(投資には直接関係ありません。)
 
所在不明の百歳以上のお年寄りが日本で続出しているって、猛暑だから稲川淳二の世にも不思議な怪談ネタで日本中を冷やしてくれているのかと思ったら(いや思ってないけど)、実話かよ!?
 
社保庁の消えた年金と同程度の低次元を連想しますが、これに関しては役所に全ての責任を押し付ける訳にはいかないでしょう。
 
今後は性善説ではなく性悪説で・・なんて言ってますが、性悪説タップリで性格の悪い私は、最初のニュースを聞いた時真っ先に年金ドロボー説に立ちました。
 
その後続出したので、どのケースがどうだったか把握していませんが、年金不正受給・相続税逃れ・本当に所在が確認できないだけで悪意のないケースがごっちゃになっていそうですね。
 
問題はこれだけ報道されたことで、なるほどこんな手があるのかと、悪人でもないごく普通の人が借金があってつい・・とか今後真似するケースが増えると思います。
 
従って、性悪説に立って親が生きていることにして年金をネコババした場合には厳罰に処すべきでしょう。
 
お役所のお役所仕事体質も勿論問題は大きいと思いますけど・・。
 
この話がしたいのではなく、(微妙に繋がるけど)・・本題です。
 


09年度の国民年金納付率が4年連続で減少し、初めて60%を割り込んだそうです。
 
「そもそも」無理があるねずみ講システムなのに、国家公認のねずみ講への入会拒否者が続出して、「ますます」ねずみ講は延命期間を縮めることになります!?
 
一応払っている私も、受け取れるか受け取れないか、丁か半かの大博打に参加しているようで、安心安全と思ったことはないが、なかなかスリリングなギャンブルで楽しめるかも知れません!?
 
今朝の日経に、人が一生涯で支払う税金・社会保障費と年金等で受け取る受益のどちらが多いかを年代別に試算した結果が載っていました。
 
●現在50歳以上の人は受け取り超過で、60歳以上は生涯で平均4000万円の受け取り超過。
●40歳代以下は支払い超過で、20歳代は1100万円の支払い超過。
●驚くべきことに、選挙権を持たずに意思表示もできない20歳未満は平均8000万円の支払超過。かつ2重の驚きは5年前の20歳未満の平均超過額の1.8倍に膨らんでいること。
(一橋大経済研究所の試算によるものですが、当方は詳細な前提条件等は把握していないことは付け加えておきます。)
 
さすが麗しき年功序列の国、ニッポン!
自由主義と民主主義、バンザーイ!(万歳じゃなくてお手上げのポーズだよ!)
 
試算結果では、見事に選挙で一番強い世代から、一番弱い(と言うより何の拒否権もない)世代に、ツケがしっかり廻されていることがわかります。
 
しかも、未成年の平均超過額が5年前の1.8倍に膨らんでいるということは、政治家が高齢者に迎合して増税を先送りしたツケがしらーっと廻っているのではないかと邪推します。
(彼らがヒーヒー言いながら訳のわからん借金を払わされる合理的・民主的理由は何なのか?)
 
この話を掘り下げると終わらないし、長くなったので、最近特に疑問に思うことを1点だけ。
 
消費税増税が最近色々と言われますが、まさに国民皆で拒否して先送りした結果が、著しい世代間負担の不公平を招き(さすが腐れ年功序列の国!)、物言えぬ未成年世代に押し付ける結果を招いている面は否めません。
 
私も消費税増税にポジティブではありませんし、支出をまず減らせとの意見にも賛同しますが、それを何年も待っていればさらに世代間負担の不公平は拡大するばかりです。
 
負担だけは逆年功序列を押し付けようとする、さんざん甘い汁を吸ってきて受け取り超過なのに文句だけ言っている年寄り(←勿論全てではない)に払わせるためには、消費税をさっさと引き上げた方が良いことは間違いがないのです。
 
目先の目の前の支出増が嫌で若くても消費税増税反対と言う方も多いですが、上の理屈を踏まえて言わないと、自分たちの首をますます締める結果となりかねません。
 
受益の多い人の受益を減らすか、負担を増やすかのどちらかを迫らないと、みんなハッピーにとの綺麗事だけでは日本の問題は解決しないと思うのですが・・。
 
その自己チューな中高年の欺瞞により、文句の言えない世代の負担を膨らまして来たのだから・・。
(いろいろな意味で今回も受けないだろうな・・。)
 
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コメント

  1. オージー より:

    誰からでも均等に負担させる意味からも消費税の引き上げはしょうがないと思います。今の若い人たちにとって負担増はまさにいじめであり拷問です。
    右肩上がりと年功序列の時代はとっくに終わっていますしはっきり言って社会福祉の縮小も考えるべきではないでしょうか。
    あとは何といっても公務員の異常な厚待遇をせめて他の先進国並みにカットしなければお話になりませんが公務員労組が意地汚くゴネそうですね(笑)。

  2. 太助 より:

    国民年金の保険料はデフレにならずに毎年インフレで今や月1万5千円を超えました。
    特に若年層には重い負担で、節約家ならその金で1カ月食費を余裕でやりくりできます。(笑)
    猶予を申請している人は納付にカウントされると思うので、実際に支払っていない(えない)人の割合は5割を超えているかも知れませんね。
     >はっきり言って社会福祉の縮小も考えるべき
    私もそう思いますし、少なくとも議論されない状況はおかしいと思います。
    直ぐに北欧の福祉がどうのこうのと言いますが、税率100%にでもするつもりなのでしょうか?
    算数せずに絵空事を言う人が多過ぎだと思います。
     公務員も、平均給与はぐっと下げて、その代わり能力給を導入すべきではないかと思います。
    高齢者の所在不明をいち早く発見して対処した人には給与で報いるとか。(笑)
    まあ評価する側が能力を評価できないでしょうけど・・。

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