総務省の5年毎の調査によれば、1964年の調査開始以来初めて、2009年は1世帯あたりの自動車保有台数が減少に転じたようです。
04年の調査から2.2%減少したようですが、やっぱり巷で盛んに言われる若者の車離れのせいでしょうか?
いや違いますね、勿論それもありますけど・・。
●50代以下の保有台数が軒並み減少し、30歳未満の若年層は6.4%減って貢献しているが、なんと40代はそれを上回る6.6%の減少!
●逆に高齢者層はな・なんと増加傾向で、60代は5.2%、70歳以上は6.3%の増加!
面白いですね。私はここから色々なことを感じます・・。
①「若者が車買わない」のウソ!
勿論事実ではあるのですが、「若者が」は大嘘であることをこの統計は示しています。
オイオイ、40代の方が買ってねえじゃねえかよ!
実はそうやって騒いでいる自分たちが買わないくせに、「最近の若者は」とスケープゴートにして消費不振の責任を押し付けていたとは!?(実に日本らしいね。)
このようなマスゴミがでっち上げるイメージに我々は振り回されすぎではないでしょうか?
「FXで勝つのは1割」「ベンツに乗っているのに給食費を払わない親」とか、私は統計を示せと言いたくなります!
そのような親は日本に何人居て、1学校あたり・1クラスあたり何人いるのかと?議論するに値する話なのかと?(この辺の話は別途ぶった斬るかも知れません。)
②交通安全のため、高齢者の免許継続を厳しくしろ!
高齢者の所有台数の増加率には驚きますが、引退しても車を手放さない人が多くて、前回調査より5歳年を取って数字を押し上げているのか???
(新たに乗り始める人や、セカンドカーを買う人がそんなに多いとも思えない・・。)
地方では買い物の足代わりなのでなかなか手放せない状況はわかるのですが、票欲しさの政治家が正しいべき論を言えない代わりに私が言いましょう。
高齢者の運転免許継続は徹底的に厳しくすべきだ!
時々大きなニュースにもなりますが、(衰えにより)非常に危険な運転をする人が多く、その事に自覚がない人が多すぎて、周りが大変危険な目に会います。
2年ごとに再試験で合格率60~70%程度が適切ではないでしょうか?
(こういうことを言うと表面的にすぐ冷たいと言う人がいますが、周りが危険なのに、現状を許容するのとどっちが冷たいのか?)
③車もやっぱり世代間不均衡の構図かよ!?
でも、50代以下が車を買わなかったり手放して、60歳以上が車を買って消費を増やしている国って、やっぱり何かおかしくね?
これって前回のエントリーで書いた一生涯の税金が受益になる層と支払い超過になる層の境と同じなんだよね・・。(笑)
単純化した結論!
なんのことはない。昭和に生きた経済的に豊かな層が年を取っても車にブイブイ乗って、平成に生きる不況世代は金がないからヒーヒー歩いてるだけだっちゅうの!(違うのかな[笑])
車を売り払って、毎年ハイパー(?)インフレの年金や健保の社会保障費用を払って、来たる増税に備えているとは、年功序列愛の国のなんとも泣ける話や!?ええ話や・・。
ちょっと待て!車を買う余裕のある世代はどっちで、経済的強者は一体どっちなん?
これも日本らしくでっち上げられたイメージに振り回されて、弱者が強者を支える羽目になっているのではないかと少なくとも疑うべきで、少なくとも一理はあるのではないでしょうか?
少なくとも、統計はそう語っているように私の耳には聞こえるのだけど・・。
(まだ続くけど、長くなるので次回に!)
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]
コメント
弱者が強者を支えると言うよりも強者のくせに「自称弱者」を謳って弱者に平気でおぶさっているような感がありますね。
あと可処分所得が増えないところに日本では車検の費用などの維持費のコストが馬鹿高い(車検はアメリカの約10倍です)ことも大いに影響していると思います。
>「自称弱者」を謳って弱者に平気でおぶさっているような感
JALのOBが後輩現役社員が職を失うかも知れない状況で、現役は給与や年金減を受け入れているのに、最後まで自分の事しか考えずにデカイ面をしてごねたことから学ぶべきだと思います。
同年代の日本人全体が平均的にJALのOBと異なりオトナの反応をするとは特別思いません。
(しかも、JALのOBは日本でトップクラスに恵まれた条件、つまり下げる余地が充分あるにも関わらずです。)
年を取っているから、引退世代が成熟していると期待するのが現代社会では間違いであることは、日々の接点の中でも、日々垂れ流されるニュースの中でも、わかることだと思うのですが・・。
(自分の身内は別の話です。)
車検等の維持費は高いですね。
官が絡むと、何でもボッタクリ料金になりますね。(笑)