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  • 衆議院総選挙についてアレコレ徒然なるままに(2) | 経済的自由の実践投資備忘録

    衆議院総選挙についてアレコレ徒然なるままに(2)

    【豆腐の民意と付和雷同が自民党を圧勝させた!?】
    多くの政党があり政策の違いもそれなりにあるのに、文句タラタラだったはずの消費税増税に断固反対する「みんな」や卒原発・反TPPを訴える「未来」が大きな支持を集めた訳でもない。
     
    自民党圧勝と言っても、国民が憲法9条を改正して「国防軍」とすることや、大規模公共投資・積極財政出動・大胆金融緩和を強く望んでいる訳でもないと思う。
     
    争点が多いこともあるけど、今後国難が減っていくとも思えず、国民を巻き込んで政策論争する次元にはまだ(もう?)程遠いと思います・・。
    一言で言えば、この国の民意は芯がなくつかみどころもないフニャフニャした「豆腐の民意」だと思います。
     
    では、何故自民党が圧勝したかを考えると、とてつもなく情緒的に「民主党」うんざりイヤイヤ顔も見たくない感情論です。
    勿論そこに至るまでには論理も評価もあるのですが、とにかく嫌いになっちゃった後は冷静に自民と他党の政策や主張を比較してなんて出来なくなる訳です。
     
    また第三極は未知数だから、保守的な国民性が3年前は同様にいやそれ以上に「自民党」うんざりイヤイヤ(今度副総理になるかも知れない元総理の)顔も見たくないはずだったのに、自民党に票が集まってしまったのだと思います。
     
    更に悪い(?)ことに、メディアが途中で自民党圧倒的優勢と伝えると、じゃあ他に入れようと考える天邪鬼は少数派で、迷っていた人達の「村八分恐怖症」という日本人のDNAに深く刻まれた悲しきサガを刺激して(?)、付和雷同で横並びの行動を取りたくなってしまう国民性が、蓋を開けて数えたら更に自民支持者が増えていたという行き過ぎた結果をもたらす訳よ!
     


    小選挙区制度の弊害も勿論この問題を大きくしているが、国民が政策や論理より、情緒や感情で選択する傾向が強いから、大きく振れてしまう。
     
    「ニッポンを取り戻す!」なんて連呼して耳障りの良い(私にはウンザリだけど)洗脳CMに、国民が感化される程アレとは思いたくないですけど!?
     
    再度、自民党うんざりイヤイヤ感情が国民を支配する状況がやって来れば、次は第三極にチャンスが回ってくると思います。
    国民が必ずしも政策本位ではないということにはメリットもあって、情緒的な表現で「風が吹けば」票は入るので、既得権益層に厳しい正しい政策を公約にしても政権は取れる可能性があるということです!?
     
    【民主党ではなく野田さんにはお疲れ様と言いたい!】
    壊滅的大敗の責任を取って辞任される野田総理、お疲れ様でした。
    民主党壊滅の大きな責任は小沢・鳩山・菅らにあり、議席を激減させた大きな理由が野田にあるとは思わない。
     
    「敗軍の将兵を語らず」なのに、落選した大臣が真に受けて「自爆テロ解散」で負けると思っていたと人のせいにしていましたが、さんざん足を引っ張った新潟の親の七億光り「大学空爆テロ大臣」オバハンとか、その婿殿で「もうコーヒーは飲まない宣言」大臣とか、ビッグネーム「田中」の責任も大きいだろ!?
     
    他にも不思議なお笑い大臣が沢山いたけど総理も含めて民主党の足を引っ張ったのは還暦過ぎてる平和ボケ連中ばっかりだよ。
    まあ、民主党は縮小で膿が一掃されたと前向きに捉えて小さな最大野党として出直して欲しいものです。
     
    でも今となっては、公約をほとんど実行しなかった民主党の存在意義とか理念とか今後何をしたいのかがわからない。
    3年の政権担当経験を踏まえて、小沢が中心で作った3年前の「絵に描いた餅」公約をリセットして、リアリティーのある中道左派路線をゼロから作り上げた方が良いと思います。
     
    後世に振り返れば、野田は嫌われ役を厭わず日本にとって必要な決断をした勇気ある「自爆テロ」総理だったと刻まれるのかも知れない・・。(つづく)
     
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