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  • 40代女性社長のカサノバ率いる日本マクドナルドはグローバル化でローカル日本に挑む!? | 経済的自由の実践投資備忘録

    40代女性社長のカサノバ率いる日本マクドナルドはグローバル化でローカル日本に挑む!?

    原田氏に代わり、日本マクドナルドの社長権CEOに就任していたサラ・カサノバ氏が持株会社のホールディングスでも社長兼CEOに就任するようです。
    これは見物ですねー。
     
    日本マックと言えば、創業者の藤田田氏、異業種のアップル日本法人社長から転身しマックの業績を復活させた原田泳幸氏、共に名経営者と称されていると思います。
    (個人的な評価ではありません。違うという意味ではなくそこまで詳しくない。)
     
    その跡を継ぐカサノバ氏を表すキーワードは「40代」「外国人」「女性」。
    コテコテの日本企業が一番社長に選ばない属性と言っても過言ではありません。
     
    悪く言えば過去に功績はあっても業績がちょっと悪くなればトップに責任を取らせるのが外資なら、良く言えば40代女性の非日本人でも抜擢して社長に就けてしまうのも外資ですね。
    カナダ出身で48歳のカサノバさんは見た感じパワフルですが、日本で言えばバブル世代の女性ですね。
     
    前任の原田氏にも米国本社からも日本法人の50-60代のオジサン層には人材が居ないと思われたのでしょうかね?
    マクドナルドとカサノバが日本に突きつけているのは、「女性をもっと活用しましょう!」「年功序列ではなく実力で!」と生ぬるいことを言いながら遅々として変わら(れ)ず、白髪交じりのオジサンだけが順番待ちの列に並ぶ権利を与えられ、能力もへったくれもなく白髪の多い順からトップに立つ日本へのアンチテーゼなのかも知れない!?
     


    しかしながら、日本マックがグローバル化して極めてローカルな日本の外食産業で成功を収め続けることは簡単ではないと思う。
    マックの競争相手は他のハンバーガーチェーンではなく、コンビニや牛丼屋の方が手強いでしょう、
     
    新社長さんは、280円の牛丼を自分で食べて何故日本の消費者がマックから離れていくか理解できるか?
    セブンイレブンのドリップコーヒーを100円で飲んで、ツナマヨおにぎり・惣菜パン・肉まん・おでんを数百円でつまんでみて、どうやって客をマックに引き戻すべきか戦略を考えられるか?
    カサノバ氏に非はないのだが、日本人の舌を持たないことは日本のファーストフード業界で社長を務めるには致命的なハンデのように思う。
     
    更には、社内的にはトップに座る外人お姉ちゃんを決して歓迎していない年上の古参ザ・ニッポンおじさま達も居ることでしょう。
    原田氏でも当初は藤田田政権の幹部が改革の抵抗勢力となり苦労したようですし、グローバルとローカルを上手く繋ぎ融和してくれる協力的な人材がカサノバ氏の周り(つまり日本法人の役員クラス)にいれば良いのですが・・。
     
    米国本社主導でカサノバはその手先で本国流を強引に押し進めれば、日本では成功しないでしょう。
    (日本のコンビニを米国の7&11と同じように舐めちゃ駄目よ!?)
    日本のマックはローカルな藤田商店からグローバルなマクドナルドへと進んできたように思いますが、ガラパゴス(でも手強い)日本市場へのローカライズは今後とも極めて重要なはず。
     
    米本社が最後は×を付けたとしても、藤田氏も原田氏もローカル日本では名経営者と称されています。
    結果の数字だけで評価するのは極めて酷なように思いますが(誰がどうやって少子高齢化の国でコンビニや牛丼に勝って日本全国に飽和してしまったマックの業績を伸ばせる?)、カサノバ氏が日本市場に敬意を払いつつ柔軟に学んで成功を収めることを期待します。
     
    そうすれば本当にお手本を示し、50代のオジサンが社長の椅子に座る順番の長い列に能力順ではなく年齢順に並びながら「女性をもっと活用」とか生ぬるいことを言っているこの国に、ザ・ニッポンのオジサンが「若い外人女性に活用される」ことが組織のベストパフォーマンスを引き出すと説得力を持つのだから!?
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