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  • 実体経済が懸念される雇用統計のネガティブサプライズでリスク選好は不健全!? | 経済的自由の実践投資備忘録

    実体経済が懸念される雇用統計のネガティブサプライズでリスク選好は不健全!?

    先週金曜日の雇用統計は市場予想の20万3000人増に対し14万2000人増でネガティブサプライズとなり直後は失望が広がりました。
    NYダウは寄り付き後に200超の下げとなり16,000を再度割れるかという所までリスク回避となりましたが、そこから反転上昇して結局16,500近くまで上昇して引けました。
     
    おいおい、ミスターマーケット!
    鬱から躁への転換が早過ぎるだろう!?
     
    中国に端を発した世界の景気減速懸念が米国の最重要経済指標にも影響を及ぼし始めたんちゃうんかい!
    でも、そのお陰で年内利上げの可能性が低くなったからってウキウキと喜んでいられる状況ちゃうやん!
    しかしながら、ダウの反転は弱い指標にも関わらず年内利上げに動くとの期待があるという解説もあり、それだけ解釈や織り込みが難しいということでしょう。
     
    週明けの日経平均も一時1万8千円台を回復していますが、これでリスク選好モードに転換するのでしょうか?
    もしそうなら不健全ですね。
    米雇用統計の悪化が中国発の影響か否かは別にしても、米国の景況感も懸念される状況なのに利上げ延期予想だけでリスク選好に転じるとも思えません。
     
    もし9月に利上げした後にこの結果が出ればマーケットの反応もリスク回避一色だったかも知れませんが、逆に言えば優柔不断とも解釈されたFRBの利上げ延期は正しかったと言えるのかも知れません。
    しかしながら、10月に入り8月末から始まったリスク回避モードもそろそろ飽きてきた感もあり、ネガティブ材料を過小評価してポジティブ材料を過大評価してスルスルと回復する可能性も否定できませんね。
     
    早いもので今年も残り3カ月を切りました。
    今週は1週間休場だった上海市場が木曜日から動くので、中国で何か材料が出ればボラが大きくなる可能性も注意ですね。
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