銀が1日で30%超の暴落!
1週間ほど前に銀が100ドル突破の大暴騰と書いたばかりなんですけどね!?
1月最終営業日の30日に銀がたったの1日でなんと30%超の大暴落を起こしました!
どう計るかでこのパーセンテージも変わって来るのですが、30日の日本時間では一旦120ドルを越えていたので、NY時間終値の78ドルまでにはたったの24時間内で35%の暴落を起こしたことになります。
まさに「安全資産」銀の暴れん坊将軍が本領発揮ですね!?
金も同時暴落でキッカケはFRB議長人事
金(ゴールド)も30日に10%超の下落となりましたが、銀と比べれば可愛く見えます!?
プラチナ含めて貴金属の暴落を引き起こしたキッカケは次期FRB議長にタカ派と目されるウォーシュ氏が決定したこと。
でも、米国株3指数もマイナス圏で終えたものの全て1%未満の下落であり、為替も大きくドル高に振れた訳でもなく、ウォーシュショック(!?)だけで金10%銀30%の暴落を説明できません。
比較的大きなネタであるFRB新議長決定をキッカケにして、大きく上昇していた貴金属に利益確定の売り、ショートでの仕掛けで売り圧力が増して、ストップロスを巻き込んで売りが売りを呼んで大きな雪崩が起きたのでしょう。
銀なんて1日で30%も下げれば、比較的安全と思われるレバ3倍でも高値でinしていれば証拠金を全て吹っ飛ばしますからね、投げ・逃げ・強制決済が雪崩を更に加速させます。
ウォーシュに明らかな過剰反応で急速に戻す可能性も?
ウォーシュの過去の発言や考えは取り上げられていますが、実際にFRB議長就任後にタカ派の政策を取るかは定かではありません。
トランプと旧知であり面談もしている訳で、利下げが遅いとパウエルを叩きまくったトランプが自分の望まない政策を行う人物を登用するとも思えません。
ゲスな話ですが、地球上で1人しか就けないFRB議長職という名誉の前に自説は引っ込めてトランプに迎合してある程度密談で握った上での就任かも知れません。
宗旨替えで驚くほどのハト派政策でトランプのご機嫌を取り続ける可能性だってありますよね。
ウォーシュの考えが早期に明らかになり想定したほどのタカ派ではないとわかれば、貴金属も急速に戻す可能性もあるとは思いますが、それが下げの要因の大部分を占めるとも思えず最高値奪還には時間がかかる(必ずあるとも断言できませんが)かも知れませんね。
ビットコインも少し遅れて連れ安?
30日はビットコインが84000ドル近辺で値を保ち貴金属の暴落には巻き込まれませんでした。
むしろ元々ビットコインから貴金属へ流出していた資金が今回の暴落でビットコインに回帰しているから下げないなんて解説もありましたが、残念ながらビットコインも週末から月曜日にかけて大きく下げて足元では77000ドル前後で推移しています。
確かに昨年後半の貴金属大幅上昇とビットコイン軟調は同じタイミングで起こっているように見えました。
見られず触れず人々の信用(信仰?)に基づき価格の決まるビットコインに対して、物理的に存在して100年後でも必ず価値を保つ(存在している限り必ず値段は付く)金銀が見直されたみたいな解説もありましたが、何それ、2025年になってハタと気づいたの?今更の慧眼には感服します!?
ビットコインは金銀に連れ安したというよりも、純粋にウォーシュショック(!?)を遅れて織り込み始めただけなのかも知れません。
金銀は「安全資産」ではない!
少なくとも私は銀を安全資産と考えたことはありません。
今回の30%暴落が証明していますが株よりボラティリティの高い暴れん坊将軍であり、長期チャートを見ればわかりますが順調な右肩上がりの上昇を期待できる結果は残して来ていない。
金も含めて「安全資産」と呼ぶのはミスリードするから辞めた方が良いと思いますけどね。
銀よりはマシですけど、1日で10%下がる投資対象が「安全資産」ではないですよね。
暴落してもまだ年初来プラス!
金は勿論のこと銀も30%超暴落してもまだ尚年初来ではプラス圏を維持しています。
銀が110ドル台まで上がるとどこまでも上昇していく高揚感と何故か安心感に包まれて平気で買いを入れて大暴落に巻き込まれるのに、80ドルを割るとどこまで下げるのかと恐ろしくなり買いの手が引っ込むのが人間の心理です。(大衆の行動や自分の心理に流されていては駄目!)
ビットコインと異なり必ず価値があり値段が付き、株と異なり倒産を心配する必要もないのが銀の利点ですね(暴れん坊将軍だけど)!?
銀を買いたいけど高くて手を出せないと考えていた人にとっては買いを入れるチャンスタイム到来ですよね。(銀の価格が長期的に上昇すると見るかは個人の判断です)
ここから複合的リスク回避に発展する可能性も?
今回は貴金属という局所にだけ歴史的大暴落が発生しました。
それでも1カ月程度の上昇を打ち消しただけなのでこのまま何事もなかったかのように平常へと戻る可能性もあります。
でも、一応米国株も調整気味でFRB新議長を歓迎している訳ではなく、金融資産全体でのリスク回避へと繋がっていく可能性にも留意しておきたいところですね。

