私のウォッチしている通貨ペアのレートの動きが激しくなってきたので現状認識を書いておきます。
<EUR>
5月以降、EUR/USDが1.54~1.58のレンジを行ったり来たりだが、今現在下限の1.54に位置している。原油価格の動向とトリシュの利上げ示唆、米国要人の為替介入示唆の綱引き状態。原油大暴落を望む者としては手を出しづらい。長期的にはドル安ユーロ高のトレンドと見ているが原油バブルがいつ弾けるかはわからない。取り敢えずG8後までは様子見。
<AUD>
AUD/USDは0.96から0.93台まで急落している。米国要人発言と豪の弱い雇用統計から利上げ観測の後退によるもの。まだ落ちるナイフに見えるが0.93での抵抗も強い筈。レートだけ見るとポジション取っても良さそうだが、こちらもユーロ程ではないが原油価格の影響を受けるのでG8後まで様子見。
<TRY>
南アランドほどではないが、5月末からトルコリラ売りドル買いのトレンド。米国要人発言によりここ数日更に全面ドル買いで反応したが、今日はドル売りトルコリラ買いの動き。売られ過ぎのリバウンドと見るか正常化と見るかはもうしばらく様子見が必要。
<ZAR>
一番心配なのがこれ。5月末からドルに対して一方的にランドは売られている。今日はランド買いの動きだが、トルコリラも同様だし単純に利上げ期待で買われているとは考えにくい。もうすぐに政策金利発表ですね。ずっと売られて来たので悪材料を充分織込み、発表後ランド買いで反応するか要チェックですよ。金利の引上げ幅とドルストレートでどちらに反応するかを見ておくと良いと思います。
(クロス円だけ見ていると、ランドが6月にいかに売られてきたか見えないと思います。)
てな感じです。
今日の注目は南アの政策金利発表とそれに対する市場の反応。週末のG8では原油高騰に対し、どのような対策や声明が出されるかがキーポイントになりそうですね。(暴落させてくれ~)
今はNYダウに取って代わって原油価格が世界のマーケットを振り回しています。
つまり予想が意味を為さないような状況と認識しています。(原油価格の暴れ方は私にはさっぱりわかりません)
私はG8終了までは静観のつもりです。(気が変わるかも知れませんけど)
<P.S.>
書いているうちに南アの政策金利発表で0.5%利上げで12.0%へ!
直後の反応では期待外れで売り込まれています。
う~ん、良くない傾向ですね。それでは。(なんちゅう終わり方やねん!)
現状認識:南アランド・トルコリラ・ユーロ・豪ドルの動向

コメント
毎度、勉強させていただきます<(_ _)>
太助さんの現状認識に沿うように、今月に入って、低レバ高金利通貨軍団より、くりっく365で取引しているクロス円軍団の方が好調です。
特にランドはひどい(T_T) 出動時期が遅れたせいもありますが、為替差損が積み上げてきたスワップをバリバリ喰ってます。
原油高はどうなるんでしょうね。私もさっぱり分かりませんが、ちまたの、先物なんて知らない人たちまで「投機マネーが買い漁ってるのよ」なんて口にするほどですから、飽和は遠くないのかも知れませんね(先物オンリーの知人は売り浴びせる準備をしてタイミングを狙ってます)。3月以降上がり調子のドルが夏に向けてどこまでいくかが鍵になりそうな気もしますが(^^
毎度です。m(._.)m
そうですね、ドル円好調ですね。メッキはいつか剥げると思いますけど。
ランドの先行きには少し不安を感じますが、低レバなら問題ないと思いますよ。
原油含めコモディティーへの投資を証券会社が煽り始めましたね。ブームに乗っかろうと新たな投信も設定されています。
バブル崩壊のサインは出ているのですが・・。
長期的には新興国の需要増で価格上昇するのは確かだと思うので難しいですね。
原油は買い上がり過ぎでしょう。売りが売りを呼ぶ展開を期待です。