先々週のドル円90円台突入で取り敢えずの底は作られたように思えます。
各通貨が信じられない価格を付けて、いわゆるスワップ派の何割が退場・大損切りに追い込まれたのでしょう。
そういう私もメインのトルコリラを追加入金で救わずにロスカットさせ、大きな損失・痛手を受けています。
(別に危険通貨トルコリラだからロスカットではありません。今回は豪ドルの方がハイリスクだったはず。)
私は3月からクロス円・ドルストレート併用でのスワップ狙いをして来ましたが、時代の先端を行き過ぎたようです。(ハア?)
円高・ドル高が2年も3年も続くと考えるならスワップ派はやめた方が良いでしょう。
理不尽にここまで売り叩かれたのは、ヘッジファンドが新興国の株式や高金利通貨を換金のために手仕舞いして、キャリートレードを円やドルに買い戻した為と言われています。
NYダウが反転に転じたのもヘッジファンドの換金売りが峠を越えたとの観測があったからと言われています。
先んじて評価を下げたドルに対して、後から欧州・オセアニアの景況感悪化が鮮明になり、ドル安の反動と相対評価によりドル高になった面も勿論ありますが、それによって現在の為替レートを説明できないと思います。
大底を打ったかはわかりませんが、これからスワップ派は仕込みを虎視眈々と狙う時期でしょう。
米国金利も1%になりまだ引き下げる可能性もありますから、ドル売りも有効になってくると思います。
ロングしかしないスワップ派なら安けりゃ買うのが一番安全かつ儲かります。(いやでも資金がという問題は私も同じですが)
例えば豪ドル円は今65円ですから、レバ3なら44円・レバ2なら33円まで耐えられます。
44円はともかく、レバ2の33円が怖いならスワップ派を止めた方が良いでしょう。
(或いはレバ1で本当に外貨預金感覚でやるか)
数年後に景気が持ち直した時に豪ドルのレートが65円辺りにあるでしょうか?
あったとしても、スワップは手に入るし、長期的には為替差益も取れる美味しい価格であると私は捉えます。
勿論まだ下げるかも知れませんが、安いと思えばロスカットを食らわないように管理しながら買って、レートが上がるのを数年気長に待つのが長期投資ではないでしょうか?
スワップ派でも今回の経験から短期トレードに移行される方も居るようですが、スワップ派で儲からなかったから短期トレードでと考えるのは少し違うように思います。
(お百姓さんが山に行って狩猟するようなもの?)
私も短期トレードを行うことは検討していますが、両者は全く別物であり、今回の経験はスワップ派として運用方法をブラッシュアップすることに活かしたいと考えています。
その辺りも今後記事にしていきます。
大ピンチの後は大チャンス!(でも資金が・・。)
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コメント
自分もトルコリラをロスカットで1400万ほど持ってかれました。仕方ないですが。年間プラスなので良しとしてますが、かなり痛いです。まだ、戻り後の下落リスクは大きいですが、何とか取り返せるよう頑張りたいですね。
ティレイさん、はじめまして。
リラで1400万円に驚いて、それでも年間プラスに2度驚きました。
私はSAXOですが、リラは証拠金比率が引き上げられ、確か新規の取引は控えろと言いっぱなしのままの状態だと思いますので、やりにくいですね。
もう流動性がなくなり取引できなくなるような状態は一旦過ぎたと思うのですが・・。
自分もSAXOです。
ただただ管理が悪かったんですね。高金利をいいことに、ほぼ放置プレイでしたから。
あの急落時だったと思うのですが、マージンコールのメールが来てから少ししてロスカットだったらしく、手当する暇もなかったです。メールが来てやっと気がついたくらいで。。。
自分はデイトレードとスキャルがメインなので、トルコ円は、ロスカットくらいましたが、何とか年間は人並みの年収くらいは、プラスで推移です。高金利通貨は、気をつけないといけないですね。下落値幅も大きいですし。今のところボラも高く、動く値幅も大きいので、流動性の高い通貨でのスキャルで気合入れて取り返すつもりです。このままドルが素直に戻るのか怪しいので落ち着くまで、高金利通貨は様子見ます。
ひえ~。
デイトレ・スキャルでそれだけ稼げる腕前のある方は、とかくスワップ運用を見下す人が多いと思われますが、分散は重要ですよね。
(まあ、大抵はとても稚拙で近視眼的意見ですけど)
そうですね、マイナー通貨は上手くストップを使って暴落に備えたいものです。