G20で欧州・新興国は米国に噛みついて欲しいが、市場のためには丸く治めてね!

G20が開幕しました。
 
今後の世界の枠組みがどのように変わっていくかを占う意味でも注目しています。
 
開幕前から火花が散っていましたね。
 
フランスのサルコジ大統領がもはや米ドルは基軸通貨ではないと発言し、新興国は(誰でしたっけ?)G7は先進国の仲良しクラブと揶揄しました。
 
ブッシュ大統領は金融危機を新興国から米国への資金流入のせいにして規制緩和が要因ではないと、誰が聞いても苦しい言い訳というか、俺のせいじゃないとの責任転嫁いうか、これからも米国流が世界標準とでも言いたいのか、色んな意図を含んだ見苦しい驚きの発言をしていました。
 
(この人は未だに米国の無理が通れば世界の道理が引っ込むと思っているのでしょうか?)
 
米国 vs 欧州、先進国 vs 新興国という構図があります。
 


米国流・先進国流には世界中がウンザリなんじゃ!
金融危機を生み出し世界を大不況に陥れたのは米国だろうが!
これからも世界を仕切ろうなんてそんな資格はもうアンタの国にはない!
 
多かれ少なかれ、欧州も新興国も思っていることでしょう。(日本は???)
 
個人的には、米国を世界の主役から引き摺り降ろすために、新興国が米国中心の先進国に噛みついて、欧州が米国に噛みつき、G20会合が大紛糾して「会議は踊る」を期待したいところですが、おっと今は市場の歴史的危機でした。
 
ブッシュとサルコジが議論しても何も纏まらないでしょうし、今回は妥協して効果的な市場の緊急対策を纏めていただきたいと思います。
(ブッシュさんはもうすぐお役御免ですし。)
 
 
金曜日のNYダウは8500まで下げた後、終盤8900まで上げたと思ったら、引け間際にまた8500まで急落しました。
 
為替も基本的にダウに連動して動いたようです。
 
最後にダウが400下げてしゃがみこんだので、ある程度G20で期待できる成果が出ないことに身構えたと思います。
 
油断禁物ですが、大失望でなければ下方向への窓明けリスクは小さいのではないかと推測します。(上方向と比べてという意味で)
 
まあ、G20の状況を見守って、来週からの作戦を考えましょう!
 
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