来週月曜日に東証に5種類の貴金属ETFが上場されます。
相変わらずニッチなところばかり多様なETFを出してきてやる気あるのか?・・と、おちょくりを入れようかと思いましたが、このETFはある意味凄いのか・・!?
なんと「非課税」のETFであると高らかに謳っています!
ほんまかいな?日本でそんな金融商品は聞いたことがないぞ!
ラインナップは以下の通り。
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銘柄 [証券コード] 管理報酬
ETFS金上場投信(金ETF) [1672] 0.39%
ETFS銀上場投信(銀ETF) [1673] 0.49%
ETFS白金上場投信(プラチナETF)[1674] 0.49%
ETFSパラジウム上場投信(パラジウムETF)[1675] 0.49%
ETFS貴金属バスケット上場投信(貴金属バスケットETF)[1676] およそ0.43%
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運用会社は英国のコモディティに強い「ETFセキュリティーズ」で日本での重複上場となります。
いつもなら、パラジウムETFって誰が買うのってツッコミを入れるのですが、非課税に免じて遠慮しておきます!?
この中で宝石屋でもない我々素人の目に止まるのが、金ETF[1672]と貴金属バスケットETF[1676]の2つではないかと思います。(私は買いませんけど)
金ETFは既に2種類が上場されていますが、管理報酬0.39%のETFSが最も低コストになります。(かつ、非課税?)
これらのETFは現物との交換はできませんが、現物の地金により担保されているようです。
さて、何故非課税となるのでしょうか?
毎日jpの説明によれば、「ロンドンの貴金属相場に連動する外国債券に投資する形をとるため、個人投資家については売却益が非課税となる。」とのこと・・。
時事通信によれば、「今回上場されるETFは投資法人債券の形で取り扱われる。日本では債券譲渡益は非課税のため、個人が投資する場合は売却益に課税されない。」とのこと・・。
ETFセキュリティーズのパンフレットの説明では、日本の個人に対しては
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(a)貴金属証券の売却時
貴金属証券は、外国投資法人の発行する投資法人債券として取り扱われ、その譲渡益には、課税されません。
(b)利子
貴金属証券は、満期のない債券であり、利子の支払いはありません。
※ただし、今後の法改正等にともなって変更される可能性があります。
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とあります。
これらのETFは配当も利子も支払わないので、つまり一切税金が発生することはないと私は解釈しました。
結局、私は何故非課税になるのかは理解していません!(買いませんし・・。)
「非課税」であることのデメリットは何でしょうか?
確実に言えることは、特定口座にも入れられないので損失が生じた場合に他の株式・ETF譲渡益との損益通算はできません。(非課税なのに損益通算ができたら笑ってしまいますが・・。)
日本国内でなんとタックスフリーの金融商品が出来てしまったのでしょうか?
これらの美味しいETFの裏に潜む(?)デメリットがよくわかりません。
(信託報酬も低くて非課税なら、こっちの金ETFを選択しますよね。)
私のブログの情報だけで飛びつく人はいないと思いますが、興味ある方は色々と情報を集めてくださいね。(私はわからずに書いていますので。)
もし、これらのETFが日本の法の網をすり抜けてタックスフリーになっているのだとしても、発泡酒のように当局はせこく(?)課税で蓋をしてくる可能性もあるので、何年もバイ&ホールドで結局課税されるリスクには注意したほうが良いかも知れません。
これらのETFが本当にタックスフリーなら、もっと注目を集めても良いと思うし、二番煎じで色々なETFの非課税化が可能なのかと素人なりに思うのですが・・?
(詳しい方、是非教えてください。)
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