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  • 3時間で終了のG7はやっぱり終わった!?G4への布石か?日中米欧の思惑は如何に? | 経済的自由の実践投資備忘録

    3時間で終了のG7はやっぱり終わった!?G4への布石か?日中米欧の思惑は如何に?

    週末に行われたG7はたったの3時間で終了したようです。
     
    IMF専務理事の言葉を借りれば、「退屈な共同声明」でG20決定事項の踏襲です。
     
    こんなのEメールを7カ国の財務大臣に送って、”Agree(賛成)”と返信させれば済むんじゃないの?
     
    藤井さんも会合3時間のために往復20時間の“飛んでイスタンブール”じゃ大変ですよ!?
     
    要人の皆様、会議をさっさと終えてイスタンブール観光は楽しめたでしょうか?
    せっかくだからトルコ経済に貢献して下さいね。(公費は駄目よ、ポケットマネーで)
     
    おっ、爺7はやっぱり終わった?
     
    G4会合なんて噂が出ていますね。
    日米欧中の4カ国で会合をやるかも知れないって?
     
    しかし、G2、G4、G7、G8、G20、Gメン75って、どんだけ会議好きやねん!
    (注:G2は単なる米中会談で周りが勝手にそう呼んでいるだけ。Gメン75は昔の刑事ドラマで関係ないが、それくらい混乱する多さを表現!?)
     
    G4の世界ベスト4に日本が残っている!
    バンザーイって喜んでいる場合でもありません・・。
     


    噂では米ガイトナー長官が持ちかけているようですが、思惑を裏読み妄想してみましょう!
    ———————————–
    米vs中で1対1で話をしていても、今後益々中国は手強くなってくるし・・。
    こっちは米国債を買ってもらわなければならないから、中国に強く言えないし・・。
     
    あれ、イエスマンの日本が政権変わって、アジア同盟だの対等な日米同盟だの言い始めているぞ。
    米国抜きで、勝手に日中で物事を決めさせてはいけない!
     
    欧州を見方につけて、米欧中で2対1の関係で中国に要求を飲まそうと考えていたけど、同盟国の部下を露骨に外すわけにもいかないし、日本がアジアで中国と勝手に動かれても困るしな・・。
     
    G7に中国を入れると日本が嫌がるしロシアが嫉妬するし・・。
    しょうがない。G7を形骸化させて、日米欧中でG4会合を始めよう。
     
    日中関係も監視できるし、利害が対立した時に日本をこちら側に付けて、3対1の関係で中国に要求を飲まそう。(先進国3 vs 新興国1)
    日本の新政権は何を考えているかわからないが、中国と意見が一致しても2対2で負けはしない。(欧米2 vs アジア2)
    —————————————-
     
    私にはこのような米国の思惑が透けて見えました。
    当たらずとは言えど遠からずではないでしょうか!?
     
    逆に日本は米国と組んだり中国と組んだりしながら、決定を左右するキャティングボートを握れるかも知れず、G4会合が出来るなら利用してやればいいと思うのですが・・。
    (そういう発想に弱いですよね、真面目な国だから。)
     
    欧州は欧州で、米中がG2だなんて気に入らないとの思いがあるでしょう。
     
    中国は世界トップ4の会合に入るのだから基本的に歓迎でしょうし、日本と仲良くして組んでおこうとの動機になるかも知れません。
    (逆に中国単独で世界の中で立ち回れると思うかも知れません。)
     
    日本は日米同盟とアジア共同体構想の狭間で、激変する世界の勢力図の中でしたたかに臨機応変な外交が求められると思います。
     
    G7で日本の存在感低下が言われる中で、どんな思惑であれ日本が新たなG4のメンバーに残るのなら「イエスイエス、世界の合意に従います」の意思なし意見なしの国のままであってはならない!
     
    何十年遅れですが、経済大国に相応しい国際社会での振舞いを、ガンバレ日本!
     
    (色々書きましたが、G4会合ができるかはまだ不確かです。)
     
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    コメント

    1. siden より:

      こんにちわ
       
      バックグラウンドのシナリオライターは米国なんですから、太助さんの想定に近いんでしょうね。
       
      不明な点は英国の立場です。通貨としてはEUR・欧州という括りに入っているとしたら、ECBとしては歓迎なんでしょうが、誇り高い英国はどうなのかなー。
       
      東欧圏・英国対独仏の調整次第でしょうが、ポンドの凋落が印象付けられたニュースでした。日本も似たようなものなんでしょうが。
       
      反面、中国の台頭というか存在感を世界に印象付けるリップサービス、その引き換えに国家による統制された為替制度の開放を迫る思惑かな。

    2. 太助 より:

      私も書いていて、すっかり英国の存在を忘れていました。(ポンドの凋落のせいで[笑])
       欧州と言っても、独仏が出てくるならG7とあまり変わりませんしね。(英国が加わるなら更に)
       実態は、G7からイタリア・カナダに外れてもらって、中国が加わるようなものなのかも知れませんね。
       世界の取締役員会のメンバー交代みたいなもので、退任される長老にも気を遣わなければなりませんからね!?

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