昨日、直嶋経済産業大臣がGDP公表の30分以上前にペラペラとリークしちゃったみたいですね。
これ大問題ですけど、日経平均もドル円も反応薄だったのでインサイダー取引も成功するとは限らないので、まだ良かったですね!?
GDP好結果で単純に円買いとも読めないし、リスク選好の円安に振れるかも知れなかったし、だからと言って許される訳ではありませんが、以降気を付けて頂きたいですね。(う~ん、なんかニッポンって感じ。)
さて、GDP好結果を受けた日経平均は昨日反応薄でしたが、昨夜のNYダウ上昇は日本のGDP好結果を受けたリスク志向も理由の1つだったとか。
今日の日経平均がそれを受けて上昇したら、いい加減にしろよ!どんだけ主体性がないんじゃ!笑い話か?とおちょくってやろうと思っていましたが、寄り付きは高く始まったもののダラダラ下げていますね。(ある意味主体性がある!?)
一時88円台を付けた円高の影響も大きいのでしょうか、ちょっと日本株は深刻ですね・・。
私は日本株を今は一切保有していないので、日々の日経平均を気にしていませんが、民主党が政権を取ってから日経平均は開店休業中なのかという印象です。
(ボラティリティが低くて上にも下にも動かない)
全てが民主党の政策のせいだとも、自民党だったら上がっていたとも思わないし、日本が構造的に厳しい状況を迎えるだろうタイミングと重なったこともあると思いますが、もう少し市場の声を聞いたほうが良いのではないでしょうか?
外需軽視で内需重視の方向性への懐疑、
円高容認財務大臣のトンチンカンぶり、
某弱小政党党首の金融担当大臣のハチャメチャぶり、
成長より分配優先に対する市場の当然の反応、
成長戦略の具体性のなさ、
大衆迎合のマニフェスト神聖化で財政悪化懸念・・。
新政権によって、日本株が上昇しない理由を挙げればキリがありません。
上がらなくてもいいと思っているならそれでいいのですけど(個人的には私の株式評価額への影響もありませんが)、「成長なくして分配なし」という発想が必要ではないでしょうか?
NDC(New Declining Country)=「新興衰退国」なんて日本が言われ始めているようですが、新興衰退国であることを受け入れて衰退国としての国のあり方を考えるのならそれでもいいのですけど・・。
GDPの数字で人の幸福は計れないと言えばその通りなのですが、日本ほどそれがなければ何が残るのかと心配したくなる国もなかなかないのもまた事実だと思います。(価値観や考え方の大転換が必要!)
潜在成長率が1%以下の国で政府が経済成長に舵を切らずに、破綻しかねない年金・医療保険を支えて、かつ子供手当も手厚く支給して、かつ過剰な増税を避けて、かつ莫大な借金を返済することは不可能だと思うのです。
それを実行するためには、大衆迎合ではなく、この国の(あるのなら!?)英知を集めて政策を考えなければ不可能だと思うのですが、先生方の言うことはあまりに単純で情緒的だと思うのです。
(ジャパンバッシングしようと思ったのですが強くないと叩けないし、なんか最近は弱い者いじめになりかねない・・。)
反自民・反小泉で「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」じゃないけど、信じて疑わない信念・宗教のように反対方向に大きく振れるのも上手く行かないと思うのですよ・・。
「成長」と「分配」は車の両輪であって敵対するものではないし、成長は分配の原資だし、成長を軽視すれば全てが崩れるでしょう。
一方で、国民は経済的に豊かではなくても、世の中大事なことは他にあるという価値観の転換は将来に備えて必要なのかも知れません・・。
所得が減って、年金・医療保険・税金でごっそり搾取されても、楽しくやっていかなきゃ!?
(こんな話をするつもりではなかったのですが・・。)
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