NYダウが昨夜も若干上昇して年初来高値を更新しました。
上げすぎだ!二番底がやってくる!と叫ばれ続ける大きな声を無視するように3月以降上昇トレンドを描いています。
ここに来て、心配されたクリスマス商戦も案外良いのではという期待もあるようですね。
ほな、二番底はいつまで待ったらええんじゃい!
これまでもいつドッカーン爆下げがあるかと懸念しつつも、取り敢えず大きく下げた所は全て絶好の買い場を提供してくれただけだった・・。(結果論!)
しかし、多くの人が資源国・新興国・コモディティに過剰流動性で流れるマネーを行き過ぎだと警戒しているわけで、二番底がないと言おうものなら1年前の悲劇をもう忘れたのか「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」アホ扱いされるでしょう!?
(往々にしてこういう時は上げ続けるのかなとも・・?)
下のグラフは、上から順にブラジル・インド・香港・NYダウ・日経平均の過去1年のパフォーマンスを比較したものです。
香港も今が年初来高値ですし、金融課税を導入したが効果のないブラジルもインドも年初来高値に並んでいます。
先進国と新興国のパフォーマンスの違いは一目瞭然ですし、3月以降何度かあった下げ局面は全て買い場だったことがわかります。
(1つだけ右肩ではないトレンドがありますが・・orz.)
ドッカーンが来れば新興国の方が怖いことになるのも一目瞭然なのですが、今年はこのまま無事に過ぎるんですかね?
ドルキャリーは短期のブームではなさそうですし、長期で考えれば今の高さでも新興国・資源国に投資することは怖くはないと思いますが、レバレッジ資金が大量流入したマーケットはリスク回避で半端ない下げ方をすることは今後も変わらないでしょう。
この半年強の教訓は「待ってないで上がる前にさっさと買え!」だったと言えるかも知れませんが、これからもそれが活かされるとは限りません。
それよりも、「相場は多数派の予想・願望とは逆に動く」の方が大事な教訓だと思います。
つまり、二番底を多数派が心配している限りやって来ないということか???
“二番底の心配はもうない”なんて言われ始めたら危険かも知れませんが、そんな状況はいつやってくるのだろうか?
多分ずっと心配は続くと思うので、あまり大きく下げることもないのだろうか?
まあ長期なら、更に景気が回復すれば今よりは上がっているだろうと下がる心配よりは上がる心配をして買ってしまうのが良いのかも知れませんね!?
(日本株も上がる心配をしてみたいもんだよ!)
ええ、今回の話は結論もアドバイスもありませんが、それが何か?
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