NYダウETFが遂に東証に上場!新興国から米国そして世界へと拡げてバランスと信頼あるETF環境を国内に!

遂にようやくNYダウ連動型ETFが日本で上場されます!
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銘柄名 :Simple-X NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信
コード :1679
対象指標:ダウ・ジョーンズ工業株30種平均
上場日 :12月10日
分配金支払基準日:12月6日
管理会社:シンプレックス・アセット・マネジメント株式会社
信託報酬:年0.6075%(税込み)
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シンプレックスはWTI原油連動ETF(1671)の管理会社ですね。
 
最低買付金額は9~10万円の見込みだそうです。
 
米国で上場されている同じくダウに連動するETF(略称DIA)の信託報酬は0.18%ですから、0.6%は高いと言わざるを得ません。
 
そうは言っても、国内上場ETFは株式購入手数料の圧倒的安さと為替手数料をセーブできるメリットがあるし、貸株サービスをリスクありで利用すれば年0.4%(SBIの現状)の金利収入で海外ETFの信託報酬レベルまでコストを相殺できます。
 
分散を図りたい人にはS&P500指数連動の方がニーズが高いと思いますが、NYダウ指数は世界で最も有名で注目される株価指数です。
 


これまで海外モノは新興国ばかりでしたし、
●大証の南アETF上場に遅れること1年半!
●東証でなんと70番目に上場されるETFとして!
NYダウに連動するETFが日本で上場されることは素直に評価したいと思います・・。(アハハ!)
 
でも、直ぐに飛びつくのは避けた方が無難だと思います。
 
現状新興国モノの海外株連動ETFは指数との乖離が大きくてなかなか解消されない状況が見受けられます。
 
NYダウなら新興国ETFと顧客ニーズは異なるでしょうし、乖離が大きければ見放されてしまうでしょう。
 
長期的な上昇を期待してバイ&ホールドのニーズも高いでしょうが、世界で最も有名な指数なので短期的なスイングトレードやショートでヘッジ手段に使いたい人も多いと思います。
 
一週間後にダウが上昇すると見てETFを買って、読み通りだったのにETFの価格は何故か下がって売れないというような状況では見放されてしまうでしょう。
 
これは冗談ではなく、今の±5%の乖離は当たり前の新興国株連動ETFなら普通に起こりえることです。
 
NYが動いていない東京時間にNYダウでデイトレードしたい人の考えは図りかねますが、ブラジルETFの値動きなんか見ていると結構いるんですよ・・。
 
活発な取引を期待するなら、NYダウ先物連動ETFの方が受けるのでしょうけど!?
 
これらも含めて取引時間中にどういう動きをするのかもわかりませんし(ドル円レートだけはリアルタイムに連動するのかとか?)、新興国ETFのように数カ月指数と乖離しっ放しという状況になれば、天下のNYダウに失礼だし投資家も失望するし、やっぱり日本のETFは使えないと烙印を押されかねません。
 
(個人的には、新興国ETFの指数との乖離は使い道もメリットもあるんですけどね!?)
 
せっかくNYダウETFが出たのに、トレーダーも投資家も寄り付かないようじゃお寒いので、活発な取引がされつつ指数との連動もしっかり保たれる状況になることを期待します。
 
割と国内の株式市場に閉じこもっている層が身近に低コストで海外指数を取引できるようになることで視野が広がれば素晴らしいことだと思いますし、ダウと新興国の隙間を埋めてETFの対象が広がって日本で低コストで好きな国に投資できるような環境になることを期待します。
 
マニアな私は、米国なんかより来週26日上場のインド株ETFの方が関心事なのですが・・。
 
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