世界に拡がる反政府デモ!?それでもダウは上げ続け各市場は方向感マチマチの不思議?

チュニジアからエジプトに飛び火した反政府デモは中東・北アフリカに拡大を見せています。
 
(相場関係者に限らず)大方の評論家は当初、局地的で限定的な動きでありベルリンの壁崩壊とは比べるまでもない小事であり、世界はおろか豊かな産油国にも拡がることはないと捉えていたと思いますが、ある意味世界一デモが起こらない国(?)の平和ボケぶりを示していたのかも知れません。
(衣食足りて礼節を知る多くの日本人には、命を顧みずデモを行う人達の怒りを感じ取り、その行動を予測するのは無理なのかも?)
 
私は中国にも先進国にも飛び火する可能性があると言いましたが、イタリアではベルルスコーニ首相の退陣を求める大規模デモも起こりました。
(えっ、ちょっと不信任の中身が違いすぎるだろうって?でもエジプトの直後だし、行動を起こしたイタリアの女性達は勇気付けられたのでは?なんともイタリアンな話題で、ある意味平和なのかも!?)
 
そして、中国でも週末に民主化を求めるデモがネットで呼びかけられたが封じ込められたとのニュースもありました。
 
さて、こうなると今度は中国でもエジプトと同じようなことが直ぐにでも起こるのかと過剰に妄想が逞しくなる人も少なくないかも知れませんが、私が言った中国への飛び火とはそこまで想定していません。
 


中国政府が格差問題・若年層の失業問題・食料品等の物価高騰などにより神経を使って取り組むだろうと思います。
 
先進国への飛び火も含めて、痺れを切らした民衆が直接的に政府に抗議する動きが世界で拡がるということで、決して単純な民主化の要求ではないと思うのですけどね・・。
 
まあ、日本への飛び火だけはないかも知れないけど・・。(笑)
世界のデモには腰が引けて取材しないけど、酔って記憶が飛んだ歌舞伎役者の灰皿テキーラが本当か嘘かは執拗に追いかけるのがこの国のメディアですからね・・。
 
ゴシップだけは声高に「国民の知る権利」だの、「報道の自由」だの、本当に笑っちゃう。
(大事な事もそれぐらい熱心に掘り下げて繰り返し報道して下さいよ・・。政治も枝葉末節の小沢ネタには一切触れないことにすれば、大事な事も少しは報道されるのでは?)
 
さて、相場の最近の動きはさっぱりわかりませんね。
中東・北アフリカのデモもまだ局地的と見なされているようで、NYダウは順調に右肩上がりで高値を追っています。
 
新興国の株も下げ続ける状況は終わったように思いますが、まだ上昇に転じたと言える状況でもない。
(中東アフリカの株価は下げているが、新興国がまとめて売られる状況は終わったか?)
 
コモディティでは、中東リスクに反応して乱高下しているのが原油ですが、金銀も上昇に転じて高値圏にあります。
 
やっぱり一番違和感があるのはNYダウ!
ダウが不思議な堅調さで右肩上がりを描くので調子狂うな~。
 
さて、決して望みませんが中東情勢から(ギリシャショック時のように)市場の全面リスク回避という展開はあるのでしょうか?
それとも、米国のファンダメンタルズ要因、あるいは単なる上げ過ぎの反動で、他の市場をあまり巻き込まずにNYダウだけが下落に転じることはあるのでしょうか?
 
まあ、NYダウと一部の先進国の独歩高は「米国がくしゃみをすれば世界が風邪をひく」と言われた米国過剰依存の世界経済が着実の変化してきた証拠なのかも知れません。
 
世界を従えないNYダウの不気味な右肩上がり一人旅に、ある意味米国株(米国経済)の世界に於ける存在感の低下が透けて見える気がするのは私だけでしょうか?
 
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