米国最古世界最大の「SPDR S&P500 ETF」が日本に重複上場!東証101本目の正直!?

東証に101本目のETFが3月24日に上場されますが、お~っとガラパゴス金融列島に黒船がやって来たのか?
 
ステート・ストリート・バンク・アンド・トラスト・カンパニーという長ったらしい名前の外資系が上場させるETFは、なんと
「SPDR(スパイダー) S&P500 ETF」!
 
ETF大国の米国で最古であり世界最大の純資産総額を誇る世界一有名なETFが東証に重複上場されます!
(米国でのティッカーは”SPY”、東証のコードは”1557”で同一商品。)
 
世界一売れるにはそれなりの理由があるはずで、1つは圧倒的低コスト。
年間の信託報酬は、米国と同様に0.0945%程度!
仮に10年ホールドした場合でも1%も抜かれない外国株連動商品が登場するのは、ボッタクリ横並びのガラパゴスでは強烈なインパクトがありますね。
日本の投資信託を普通に10年持てば、15~20%は抜かれますからね。(最近は国内ETFも頑張ってるけど。)
 
S&P500指数は日本で言えばTOPIXに相当する位置付けだと思いますが、日本の証券会社でTOPIXもS&P500も同程度のコストで買い付けることができるようになります。
(売買手数料は同一で、信託報酬もほぼ同レベルで、S&Pでも円貨なので為替手数料は必要なし。)
 
私自身はS&P500に余り興味はないのですが、今後以下のような効果が期待できるかも知れません。
●ステート・ストリートが更に重複上場ETFを投入してくる。
●他の外資系が方針を変えて対抗上日本にETFを投入してくる。
●国内運用会社の設定する外国株ETFの信託報酬が対抗上低廉化する。
 
少しでもこのような展開になれば良いですが、それも1557が活発に売買されるかにかかってくるでしょう。
アジアの中でも地盤沈下が言われ日本の証券市場での売買も細る中、ステート・ストリートが見捨てずに世界一のETFを東証に重複上場してくれる意義は大きいと思います。
 
101本目にしてようやく米国における1本目で世界一のETFを上場させる東証は、101度目の正直で(!?)ここからが新たなスタートと唸るようなラインナップを今後も続けて欲しいものです。
 
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