あまり話題にもなっていないようですが(?)、11月15日にiシェアーズシリーズの新ETFが東証に上場しました。
名称(コード) :iシェアーズ オートメーション & ロボット ETF(2522)
対象指標 :iSTOXX ファクトセット オートメーション アンド ロボティクス インデックス(TTM、円換算)
分配金支払基準日:毎年2月9日、8月9日(年2回)
管理会社 :ブラックロック・ジャパン株式会社
信託報酬 :0.48%(税込:0.5184%)以内
ちょっとETF名が長くて覚えにくいので略称を考えた方がいいですね。
いわゆるテーマ型ETFで名称からもざっくりとしたイメージは持てますが、対象指標を見ても具体的に何の指数なのかはよくわからないので、対象指標の概要を見ると、
「(同指数は)日本を含む世界のオートメーション及びロボティクス関連企業で構成される株価指数です。同インデックスは、「製造ロボティクス」、「自動運転車」、「3Dプリンティング」、「人工知能」をはじめとする40以上のロボティクス及びオートメーション分野で技術開発を行なっている企業の中から、これらの事業の収益が企業収益全体の50%以上を占める企業によって構成されます。指数の算出方法は均等加重方式を採用しており、日本円に換算した指数です。」
AIやら自動運転やら3Dプリント等のまさに今持て囃されているワードが踊っています。
これがETFではなく、全国に店舗網を展開する大手証券が煌びやかなパンフレットを作てAI投信として売れば信託報酬2%程度で何千億円を集められるかも知れません!?
それを考えると、税込み0.5%前後の信託報酬で世界中のAIやら自動運転絡みの企業に投資できるのだから良い商品ですね!?
あまり話題にならないのはETFこうあるべき論者からキワモノ扱いされているのかも知れませんが、30年ホールドする人のためだけにETFが存在するのではないし、こういうテーマ型ETFも大歓迎ですね。
国別比率を見ると、米国が3割超、日本が3割弱を占めて台湾・ドイツが続き、中国は意外にシェア小さく2%に過ぎません。
この分野に強い日本企業の比率が高い点は評価のわかれる所かも知れません。
馴染みのある日本企業が多く含まれるので親近感があり買いやすい人と、日本企業は自分で買えばいいし含まれているから魅力に欠けると考える人。
この指数は持て囃されているテーマだけあって、この3年間は他のインデックスを凌駕しています。(それ以前の3年間は大きな差異なし)
【3年累積リターン】
同指数(円換算) 79.76% > 日経平均43.02% > MSCI ACWI(円換算) 40.09%
iシェアーズシリーズは楽天証券なら売買手数料が無料になるので更にコストを抑えることができます。
因みにこのETF上場は7月に合意したロンドン証取との上場誘致・上場商品の協力関係による第一弾として実現したようです。
今後もロンドン証取上場済みETFの東証重複上場が増えるといいですね。
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