しかし、場中の動きは結構激しく32,600まで上昇した後にズルズル下げて32,000を挟んで横這い後に引けにかけて再度上昇して32,403で引けるという展開でした。
雇用統計の強弱入り混じる結果を受けて解釈に違いが生じて最終的に買い手の勢いが上回ったというような解説がされていますが、単純に32,000ドル割れを待っていた押し目買い勢が多かっただけのような気もします。
(その背中を押したのは「強すぎない」雇用統計の結果とは言えます。)
結果として、12月の雇用統計では0.75%ではなく0.5%利上げに留まるという見方が優勢になったようです。(何度外しても懲りない!?)
しかしながら、今や雇用統計よりも相場に影響が大きいCPI発表(10月実績)が今週10日に待っています。
更には今週8日に米中間選挙の投票日も迎えます。
先月NYダウが底を打ったのもCPI結果を受けた10月13日でした、
CPI上振れにも関わらず29,000ドルで底を打って反転した後は11月2日の場中に33,000ドルを上回るまでほぼ右肩上がりの上昇を続けました。
今週は10月のCPI結果を受けて市場はどう反応するのでしょうか?
悪化なら12月の075%利上げが意識され下落、好転なら12月の0.5%利上げが意識され上昇
と単純に反応するかも最近の動きからは読めずに解釈や思惑も入り混じって初動とは大きく逆方向に向かっていくことも多いですからね。
その後も12月2日の雇用統計に向けて思惑が交錯しそうで、今年は年末までのラリーを描きにくい環境ではありますね。

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