インドのSENSEX指数が先週金曜日に1.95%上昇し61,795で引けて高値更新しました。
このご時世にインド株価指数は現在進行形で史上最高値を更新中です!
と嘘は書いてないのですが、ちょっとゴマカシが入ってます!?
終値ベースでは21年10月18日の前回高値61,765をわずかに上回って更新しました!
但し、21年10月19日に付けた場中最高値62,245はまだ越えられていません。
ということで、1年1カ月前の高値と横並びでダブルトップを形成中でここからどちらに向かうかが重要です。
因みに円ベースのNEXT FUNDSインド株式指数・Nifty50連動ETF(1678)で見てみると21年10月15日に異常値っぽい跳ね方をして付けた終値(かつ高値)279を22年11月8日の終値294.7で5.6%上回り明確に上抜けて最高値を更新しています。
インドルピーもドルに対して安くなっているものの、それ以上に円安が進行した影響が一番大きい要因と推測されます。
インドはコロナ禍の影響が大きかったのですが落ち着いて経済は比較的堅調であり、ADBの7月時点見通しではGDP成長率が22年6.5%、23年7.1%と拡大していく予想になっています。
インフレ率は新興国なので高めですが欧米ほど酷くはなく5%-8%での推移予想となっていることも株式市場を支える一因。
大局的には2023年中にインドが中国の人口を抜いて世界一の人口大国になると予想されています。
IMFの見通しでは名目GDPランキングでインドが22年に英国を抜いて世界5位に、25年にドイツを抜いて世界4位に、27年に日本を抜いて世界3位に躍り出ると先進国ごぼう抜きが予想されています!
米中対立の陰に隠れながら2020年代はインドの時代となるかも知れませんね!?
米国株がここまで下げている年に新興国株が抗って上昇するのは難しかったのですが、時代が変わったのか、それ程インドへの期待が大きいのか、まあ両方でしょうね。
ETFにしろ投信にしろインド株式市場への投資コストがもう少し下がって来ると良いのですが、米国ETFでも高いので引き下げは難しい面があるのでしょうね。
インド株式の右肩上がりが続いて人気が出れば(新興国の中では既にトップクラスの人気だとは思いますが)新規のETFや投信参入で競争により今後コストが下がることも期待したいですね。
取り敢えずダブルトップ形成段階で上に突き抜けて行くか、天井を作った後に下山して降って行くかに注目です!

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