早くも11月になりましたので、来年から始まる新NISA制度をどう使い倒すかの方針を何回かに分けて書いてみたいと思います。
人によって年齢・環境・資金状況も様々であり、どう使うかは様々な意見があって然るべきなので他人の意見はあくまで参考ですね。
新NISAも世間的な話題になっていますが、大前提として単なる非課税枠であって赤字を黒字に変えてくれるシステムではなく(プラスの時だけ儲けが特定口座税引き後利益の25%増しになるだけ!)、損が嫌だから特定口座での投資は絶対にやらないけどNISA枠なら投資で儲け易いなんて論理矛盾は絶対に起こらない訳ですから全ては自己責任ですね!?
私の場合はNISA枠が投資の無視できない「部分」ではあっても、全てでもメインでもありません。
よって、NISA枠が投資やポートフォリオを凝縮した姿にはなりませんし、あくまで私の観点ではNISA枠だけなら偏った投資に見えますが、投資全体では最適になるように「部分」である新NISA枠活用を考えます。
●最短の360万円x5年で新NISA枠使い切りの方針!
平均的に長期的には株価が上昇していくと考えるなら非課税枠は早めに埋めた方が有利なので最短での使い切りを基本とします。
(但し、バブル的に高いと判断すれば当該年はつみたて枠だけに留め成長投資枠では見送ることもありえます。枠は消えない・逃げないので最短5年に固執する訳でもない。)
●旧一般NISA枠は売却して新NISA資金に!
360万円x5年を最短で埋められる人は少数派だと思うので、この時点で参考にならないのですが(笑)私の場合は一般NISAを選択していたのでこの5年は同時に旧NISA枠の終了を迎えます。
ロールオーバーは出来ませんし非課税で銘柄を入れ替えるチャンスなので特定口座には移管せず(あるいは移管した後に新NISAでの購入タイミングに合わせて売却し課税対象の損益は最小に抑えて)毎年売却を行い新NISA資金に充てます。
簿価で600万円(=120万円x5年分)あって利も50%乗ってると仮定すればNISAの旧から新への手動ロールオーバーで資金の半分程度を埋められて、新規投資分は新NISA枠の半分程度に抑えられます。
●つみたて枠は素直に月10万円x12カ月で埋める!
全て成長投資枠で使えれば面倒なことをしなくて良いのですが、「つみたて」しないと枠が2/3に縮小してしまうので使い倒します!
今のところ成長投資枠と同じ商品を選択するつもりなので、リスク分散の観点からもつみたて枠は素直に毎月1回何も考えずにドルコスト平均で投資する予定です。
●成長投資枠は買いタイミング裁量枠!
成長投資枠は裁量枠と考えますが(あわよくば1年の内の安いところで買いを入れたい!)実際5年間毎年240万円を上手く押し目や暴落を拾って使い切るのは簡単なことではないので、旧NISAでの売却金額・タイミングと合わせたりドルコスト的な買い方も取り入れながら使い切っていこうと思います。
●新NISAでの新規投資分は特定口座売却分か純新規キャッシュ!
5年間で1800万円を埋めると言えば、毎年外車を新車で買い替えるような金持ちだけだろと思うかも知れませんが、前述の通りに約半分は旧NISAの売却資金を新NISAに充てる手動ロールオーバーです。
残り半分は特定口座等での既投資分を売却するか新規資金を充てるかは決めていません。
特定口座の投信等が損益ゼロ近くまで下げるタイミングがあれば売却と同時に新NISAで銘柄も入れ替えつつ同程度の金額で買いを入れることも出来るのですが、ある程度利が乗った状態で売るは非課税制度を利用するために先取り課税されるというモヤモヤがあるので新NISAでの純新規投資も考えます。
ということで、実は新NISAを最短5年で埋めるために新たに必要とする新規資金は大きくありません。
今回は最短5年でNISA枠を埋める方針とその資金捻出について書いてみましたが、次回以降は新NISAにおけるカテゴリーや商品選択について書いてみたいと思います。
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新NISA方針(1):毎年360万円x5年で枠の最短使い切り方針!でも1800万円の新規資金は不要!?
