パラダイムシフト(2):20世紀の落ちこぼれ達の逆襲が始まる

 
「スクールウォーズの一節」より
山下真司演じる滝沢先生が弱小の川浜高校ラグビー部を率いて、花園上連の相模一高を相手に109対0の完敗を喫す。滝沢は負けた結果にではなく、1点も取れずに負けて悔しさも見せずへらへら笑っている生徒達にぶち切れる。

「お前ら負けて悔しくないのか?相手はお前達と同じ高校生だぞ!お前達はゼロか?ゼロの人間なのか!何をやるのも中途半端にして一生ゼロのままで終わるのか!俺は今からお前達を殴る!いいか、殴られた痛みなど3日で消える。だが負けた悔しさは忘れるな!(バシ!ボコ!バシ!ボコ!)」


そして、何年か後に川浜高校は全国制覇を果たすという実話に基づいた脚色ドラマです。
(年代の近い方はよく覚えているのでは?)

ここで、学校の部活指導における鉄拳制裁の是非について論じるつもりはない。
(アントニオ猪木と泣き虫先生の鉄拳は批判を受けない!)

20世紀の相模一高は米国・日本を中心とした先進国であり、川浜高校は中国・ロシア・インドを中心とした発展途上国と旧共産国だ!という話です。
 
21世紀に制覇するのはどっちだ?


 

私が小中学生の頃、社会科で「東西問題」「南北問題」を教えられた。
ご存知の通り、東西は資本主義と社会主義の対立、南北は資本主義の中での先進国による発展途上国からの搾取の問題である。

(今風に言えば、馬鹿メディアの煽る「勝ち組」「負け組」か?)


日本は戦後の敗戦から「世界の奇跡」と言われた驚異的な発展を遂げ、アジアで唯一先進国の仲間入りを果たす。
子供ながらに、この国と親達の頑張りを誇らしく思ったものである。


一方、「南」に位置付けられた国々に対し、これからは「後進国」という言葉は使ってはいけませんと教わった時代だった。


ベルリンの壁は壊れ共産圏は崩壊し「東西問題」は消えた。


その「負け組」の大将であるロシアや、貧国と言われたインドや、潜在能力は高いけど「眠れる獅子」と言われた中国が、先進国を脅かすほどの急速な発展を遂げることを誰が予想できただろうか?


今これから「見えざる手」が世界の秩序に破壊をかけるのは「南北問題」だろう。


スクールウォーズ風に言えば、

相手(先進国)は同じ人間だぞ!109対0でこてんぱんに負けていた国々が努力した後の21世紀にも大敗を喫するはずがない。いや立場逆転も可能だ!


実際には立場逆転と言うより、世界はフラット化の方向へ進むのだと思う。


日本はリーダーシップは取れない。
異論のある人はまずいないだろう。
日本は20世紀にアジアのリーダーシップを取るべき、いや取らなければならなかったのだ、まだ少しはアジアから尊敬されていた時代に。
因果応報であり審判は下されているだろう。
今更、中国さん・インドさん仲良くやりましょうと言っても相手にしてくれないよ。


そんな問題意識すらこの国のリーダーや、社会の中で意思決定を下す「年功序列」での上の人にはない!
失われた40年位を掛けて変わっていくしかないのかも知れない。


書いてて何が言いたいのか判らなくなってきましたが、私の投資の「大局観」の説明です。


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