私は株式でブラジル・インド・中国、アセアン(VIを含む)、為替で南ア・トルコに投資をしています。BRICsとVISTAがポートフォリオの中で大きな割合を占めています。
私は、新興国が米国を中心とした先進国がもたもたしているのを尻目に右肩で上昇していく、というシナリオを描いていた。
勿論、実体経済でのカップリングを免れることはできないが、景気後退の影響は先進国よりも小さく、3月の安値で充分に織り込まれているはずで株価連動という点ではデカップリングすると考えた。
4月だけはその通り動いた。
今そのシナリオを大きく狂わせかねないサブプライムに次ぐ2番目のサタンが市場に送り込まれた。
(送り込んだのは人間だ。サブプライムとカップリング!)
原油価格を筆頭に商品価格が高騰。
サブプライム問題発生後、行き場を失った投機マネーが小さなコモディティー市場に流れ込んだのが主因と言われている。
パンが100円から200円になれば日本人も困るが買えなくなる人は少ない。
携帯のパケット通信料でも減らせばいいだけだし、いざとなれば車を手離せば食費ぐらいは賄えるだろうし石油価格上昇も関係ない。
新興国では生きるか死ぬかの問題になる人達も沢山いる筈だ。
新興国は経済成長よりもインフレ退治優先の姿勢を強く打ち出し金利を引き上げている。
これが新興国の株価低迷に繋がっている。
BRICsより脆弱なVISTAの方が影響は深刻でベトナムは目も当てられない状況になっている。VISTAについてはアセアン投信を少し持っているが、トルコ・南アは為替に投資して今のところ正解だった。
金利が引き上げられれば株価と同じようには下がらず、為替は寧ろ好感される場合も多い。
トルコの株価指数は3月安値を割り込んだが為替には大きな影響は与えていない。
インドも3月安値と同レベルに来ているし、安~いから追加買いしたいと思ってしまうが・・・。
原油価格が暴れまわれば振り回されるし、G8のサプライズなしのインフレ懸念表明で投機筋が怖気づくかは不明ですね。
ボーナス時期ですけど、新興国が岐路に立たされているのは間違いなく、安いと見て買うか、更なるインフレ高進でまだ下がると見るかは私にはわかりません。
何故なら、原油価格が適正価格を遥かに上回っているのに、血の通わない人達のチキンレースがいつまで続くかは予想のしようがないので。
BIRCsもVISTAも米国が撒き散らしたインフレに負けるな!
コメント
相変わらずベトナムはインフレが収まりませんね。
高金利政策継続中です。
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ベトナム大好きさん、
ベトナムはインフレ高進、株安・為替安ですが、個人的には収まるのを待って反転をしっかり確認した方が良いと考えています。
ベトナムの経済成長は続いていますし、下げ過ぎたものには妙味がありますが、私の反転予想をずっと裏切って下げ続けていますので。
アドバイス有難うございます。
参考にさせていただきますね。