相場は底を打つ!?:原油続落・為替介入発言・空売り規制・Wファーゴ決算などフォローの風?

 
昨日のNYダウは2.5%上昇し、上げ幅は4月1日以来の大きさだそうです。

そうです、今の相場状況は4月1日頃に似ているようで似てないし、似ていないようで似ていると思いませんか?(どっちやねん!)

当時相場の上昇を予想した人は少数派でした。
私を含めて当時上昇を見込んで買いを入れた少数派は、現時点では株式は不正解だった(つまり7月まで待った方が良かった)けど、為替は正解だったことになります。

3月末に底入れして4月の金融機関の酷い決算もこなして、多くの人が懐疑する中、株も為替もアレヨアレヨと上げていきましたね。

現在と3カ月前で一番似ていない点は、市場の悲観が足りていないことと、
FRBに利下げという切り札が残されていないことですね。

でも多数派が上昇を懐疑している点では同じであり、またスルスルと上昇していく可能性を私は感じています。(自信がある訳ではない)

私が昨日書いた原油価格下落・米当局の施策・金融機関の悪過ぎない決算のセットで上昇するとの予想が昨日に限っては当たりました。(当たった時だけ偉そうに!)
 


 

バーナンキ証言は一昨日二死満塁での空振り三振でしたが、昨日の為替介入発言はホームランではないけど二塁打程度のインパクトを市場に与えました。


空売り規制も株価上昇に繋がったようです。


原油は2日連続で続落となりましたが、多くは夏場ガソリン需要増で原油価格は上昇を続け、秋頃景気後退と価格上昇により需要が落ち込み下落に転じると予想していました。


多数派の予想は裏切られるという歴史の教訓が繰り返され、早くも下落に転じるのか?
(個人的にも1バレル150ドル付けていないのは引っ掛かります。)


懸念される米金融機関の決算発表ですが、先陣を切ったがウェルズ・ファーゴが予想を上回り株価上昇に寄与。


でも、
Wファーゴと言えばウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハザウェイが大株主となっている金融機関ですね。


アンチ・ウォール街のバフェット氏が堅実健全経営と見込んでいる訳ですから、サブプライムごときで酷い財務状況になっていれば市場が反応する前にバフェットがさっさと見限るでしょう。
(バークシャーが売り払っていないことを確認している訳ではありませんが)


ということは、堅実健全ではないと思われる宴を楽しんできた多くの金融機関の決算は
Wファーゴを以って推し量ることはできないと思います。


でも、バフェット御墨付きの銀行が先陣を切って嵐の前に市場のセンチメントを少し改善させたのは「神の見えざる手」の配慮か、はたまた下落に勢いを付ける為の悪魔の仕業か?


前者であれと願うばかりです。


P.S.:
中国の4-6月期のGDPが前年同月比10.%増と発表されました。
NIKKEI NETでは1-3月期に比べ0.5%減少し中国経済の先行きに不透明感が漂い始めたと述べていますが、本当にそう思うの?
この状況で10%成長を続けていることを評価せえ!
 
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コメント

  1. 虎穴 より:

     こんばんは。ドル上がりましたね! 原油先物も下げてますし。まさに「スルスル」といった感じです(^^)//”””””” 圧倒的なドル売り圧力の中で、みんなが「なにかプラス材料はないか?!」と血眼になっている感じでしょうか。今後の動向を見極めるにはもう少し時間が必要でしょうが、大口ポジション減らして待ってます。
     
     小口の方は、今夜はひさしぶりのスキャル遊びで、「心理的節目の行きつ戻りつ+指標・決算発表前の手仕舞い作戦」で薄利を積み上げてます(^^
     
     スワップの方は、トルコリラ、予想通りの16.75%で一安心です。しかし南アランドは最近、少し気になってます。13円と14円の間での意図的とも思える抑え込みと、隣国ジンバブエのムガベ大統領の暴政、インフレ220万%などの政情不安…。南アの経済情勢自体も良好とはいえず、ぼんやりと「W杯までは大丈夫じゃろ」というだけで支えられているような気もしてます。可能であれば「レアルに逃げたい」ですが、高金利通貨の情勢、どう思われますか?

  2. 太助 より:

    大方の予想を裏切りスルスル上に行きましたね。
    今アジアの株価を見ていたら反発が今ひとつですね。
    NYダウだけ元気になって、デカップリングの正反対かよと思っていました。(ここが一番当たって欲しいのですが)
     ランドも14円を越えてきましたね。例のごとく跳ね返されるかも知れませんが、ドル/ランドが調子良いので抜けるのではと見ています。ドル円次第ではないでしょうか?
     高金利通貨の情勢ですか?
     それは難しいですね。
    全体的に今は極めて良好だと思います。
    金利先高感がありインフレ懸念が少々ある位が一番買われるのではないでしょうか?
    ただ一歩間違えばベトナムのような状況になりかねないので注視は必要だと思います。
    ランドは金利先高感があり、昨年に比べレートがまだ安値圏にあるので、それ程心配していませんが、ネガティブ材料はトルコ以上かなと見てますけど・・・。(笑)
    レアルが買えれば一番良いですけどね。

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