新興国投資家のためのSTAM・eMAXIS活用術!祝eMAXIS新興国のワールドクラス信託報酬0.63%の価格破壊!

三菱UFJ投信がSTAMに対抗するインデックスシリーズを投入するようだと紹介しましたが、eMAXISシリーズとして内容も明確になりました。
 
全体的にSTAMより低コストで設定していますが、驚くべきことに新興国は先進国と同じで0.63%に設定されている!
これはSTAMの0.87%と比べて0.24%も安く抑えられている!
 
新興国への投資手段として、日本でこれ以上に安くて手軽な手段はない!
これを利用しない手はない!
 
私のブログでは、分散投資の一環としてポートフォリオの一部で新興国投信を持つだけでは物足りなくて、新興国投資にもう少しこだわりを持つ人のために低コストの新興国インデックスを利用する方法を考えてみます。
 
(参考:8月に書いたSTAM新興国を斬るシリーズはコチラ↓)


STAM新興国を斬る!(2):世界中新興国だらけですが、どこに投資しているの?私に言わせりゃアンバランス!?
8月1日の記事の続きです。STAM新興国インデックスオープンは素晴らしい商品であると前置きした上で、私のブログらしく落とします!?新興国と言っても、世界の9割の国はこの分類に入ると思われますが、一体どこの国にどのような割合で投資しているので...

STAM新興国を斬る!(3):BRICsやVISTA・ASEAN投資の代替となり得るのか!?
前回で上位10カ国で9割近いシェアを占めていること、アジアのシェアが55%で過半数を占めているという特徴を指摘しました。今回は別の切り口で斬ってみます。因みに国別のシェアは今年2月時点の数字を用いていますが、直近の数字は不明です。STAMの...

 
分散投資のインデックスファンドシリーズだから、新興国も低コストに設定されているのだから新興国にしか興味のない人は入ってくるなだって?
 
そんなの関係ねぇ!オイシイとこだけ頂いてやれ!新興国投資のコスト低廉大作戦!
 
こんな方に最適な方法です。
●アクティブかインデックスかには然程興味はないがコストは抑えたい
●中国だ!インドだ!いやモロッコだ?と投資する国にこだわりがあって、国別構成を他人にお任せしたくない
●しかし、国ごとに個別銘柄を選択するまでの興味・知識・資金がない
 


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①まずSTAMかeMAXISの新興国インデックスを中心に据えます。(コア戦略)
②MSCIエマージングマーケットインデックスの国別構成を睨みながら、自分の理想とする国別構成となるまで、他のETF・投信で補います。(サテライト戦略)
 
たったこれだけで、コストを低く抑えられます!
 
一例を挙げます。
新興国の中でもBRICsを中心に考えていて、かつ4カ国の国別構成を等分にしたい方!
高コストのBRICs投信を先に買ってはいけません。
 
eMAXIS新興国を100万円買うとします。(信託報酬0.63%)
 
今年2月時点のSTAM新興国の国別構成を参考にすると、100万円のうち中国18万円・ブラジル15万円・インド7万円・ロシア6万円でBRICs計46万円投資していることになります。(計算の便宜上万円単位で四捨五入)
 
では、BRICsの比率が等分となるように一番比率が大きい中国の18万円と等しくなるまで、ブラジル・インド・ロシアの他のETF・投信で補充していきます。(これらの信託報酬を平均2%と仮定)
 
BRICsへの投資では、コアのeMAXISで46万円、サテライトの補充で26万円投資したことになるので、BRICsへの投資が平均信託報酬1.1%で済んでいることになります。
 
全体投資額は126万円(平均信託報酬0.91%)でBRICsへの投資額は72万円(比率57%)、他新興国は54万円(比率43%)となり、BRICsを中心としつつも新興26カ国に広く分散したお手製の新興国投資の完成です!?
 
もっとお手軽にやるなら、ロシアを無視し中国・ブラジルの比率は似たようなものだと見做して、新興国インデックスを10買ったら、インド単独の投信・ETFを1買いつければ、BICの比率は大体似たようなもので更に低コストです!
 
BRICsに限らず、自分がこだわりのある国への投資手段を別に考えて国別構成を自分の理想に近い形で管理していく方法が低コストで可能になります!
 
この方法のネックは、足りない物は注ぎ足せるが多過ぎる物を減らすことはできない点です。
私が以前指摘した、新興国インデックスで韓国・台湾・南アが各々10%程度を占めていることは厄介ですが、これは目を瞑りましょう。
(先日書きましたが、韓国・台湾は悪くないと思っています。)
 
もう一つのネックは、国別構成比率の情報がタイムリーに把握できないこと。これも神経質にオタッキーに比率を合わせるつもりがなくザックリやれば問題ないでしょう。(どうせ毎日変わるのだから。)
 
個人的にはMSCIエマージングインデックスの国別構成は何じゃこりゃ?と思いますが、それがあるから低コストのインデックス運用が可能になるのも事実。
 
それなら、それをコアにしつつ自分でいじり倒して新興国投資に上手く使いこなしたいものです。
 
そんなのは邪道だ?
ポートフォリオの一部で新興国に投資する人のために低コストで設計されたのだからって?(誰も言ってないよ!)
 
関係ありません!どう使おうが投資家の自由だ!
(と言っても、私はこだわりが強すぎてこのような使い方もできそうにありませんけど・・。)
 
祝!ワールドクラスの低コストeMAXIS新興国!
私がホールド中のSTAM新興国も負けるな!
 
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