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  • ブラジルが海外流入資金に2%の金融取引課税を決定!?投機筋イジメはいいけど投資家までイジメないでくれ~! | 経済的自由の実践投資備忘録

    ブラジルが海外流入資金に2%の金融取引課税を決定!?投機筋イジメはいいけど投資家までイジメないでくれ~!

    ちょっと気になる困ったニュースです。(ロイターより)
     
    ブラジル財務相が19日に、ブラジルの株式・債券への海外からの投資については2%の金融取引課税を課し20日から実施すると発表!
    (今日から実施で重要なことを1日前に発表かよ!う~ん新興国!)
     
    資金が国内に流入する際の1回限りの措置で、海外からの直接投資については従来どおり非課税。
    「われわれが懸念しているのは、バブルを形成する可能性のある過剰な投機や短期資金だ」と指摘。
     
    ルラ大統領は当初規制に反対していたと書かれている通り、これはブラジルにとってもリスクのある規制だと思います。
     
    確かに出たり入ったり忙しい投機資金は入るたびに2%も課税されれば商売にならないので抑制されるでしょう。
     
    でも、この規制はブラジル株・債券への通常の投資資金にも2%の課税を行うことになる訳ですよね?
     
    日本からブラジルに投資する際も2%の取引コストアップになると思うのですが・・?
    一回売り逃げて買い戻すと2%税金取られるんですか?
    (これがよくわからない・・。)
     


    このニュースはブラジル株と通貨レアルの暴落を招きかねないのではと心配しますが、情報が少ないのでよくわかりません。
     
    また、2%の取引税を負担してまで敢えてブラジルに投資したいかと考えると今後のブラジルへの資金流入も細ってしまわないのでしょうか?
     
    例えば、ブラジル株の投資信託なんてどうするんでしょうか?
    別途2%の取引税を購入時に課したら、中国やインドで我慢しておきますと多くの人は思いますよね。
     
    既にブラジル市場は加熱しすぎだと思いますし、投機筋イジメてバブルの芽を摘みたいのはよくわかりますが、ブラジルの将来に投資している私までイジメないで下さいよ~。
     
    こっちはリーマンショックの大暴落でも売らずにブラジルを信じて付き合い続けて、雨の日も風の日も苦楽を共にして、ようやく少し報いてくれたけどまだ利益は出ていないっちゅうの!
     
    この規制の影響がどれ程マイナスインパクトをもたらすかは読めませんが、ブラジルに投資している方は注意しておいた方が良いと思います。
     
    因みに、あまり信用していませんが国内上場のブラジルETFはこのニュースで急落したようです。
    前場高値399から前場終値366まで落ちたので約8%下落しています。
     
    もともと基準価額より高く乖離している状態で、かつブラジル市場の影響がわからない状態での日本国内の反応なので信用しない方が良いとは思います。
    <参考:ブラジルETF[1325]の本日のチャート>
    http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=1325.T
     
    ブラジルレアルの対円レートも今のところ大きな影響は見られていません。(反映されているのかな?)
    <参考:ブラジルレアルの対円チャート>
    http://finance.yahoo.com/q?s=BRLJPY=X
     
    ついでに、いつ反映されるのかわかりませんが、ブラジル株価指数先物はブルームバーグで確認できます。
    <参考:ボベスパ指数先物価格>
    http://www.bloomberg.co.jp/markets/stocks/futures.html
     
    私の心配しすぎで少々下げて織込み終了なら良いのですが、資金流入が続く国は為替介入したり課税したりと我慢ならない状況が続いているようです。
     
    どっかの覇権国と基軸通貨はもうちょい頑張らんかい!
    南米の反米国家の仮想通貨「クスレ」もネタにしたかったがブラジルのニュースで吹っ飛んだよ・・。
    どちらも元凶はドル安だ!
    北米の時代は終わりですか?アメリカさん!
     
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    コメント

    1. オージー より:

      いや~、ちょっとネガティブサプライズですね。
      南米は本質的にかなり左寄りなので分らなくもないのですが最初から2%引かれてしまうと株価ベースで20%の利益が出ても17.6%の利益にしかならずこれは差益に対して最初から12%取られてしまう。さらに資本が本国に引き上げられるとそこでまた課税されてしまうのでパフォーマンスはかなり落ちてしまいますね。
      こういった「寺銭」のような課税は負けた場合でも取られてしまうので投資が細るリスクは結構大きいかもしれません。
       
      アメリカがドルをジャブジャブにして金利を人為的に押さえ込んでドルキャリーを加速させているため投機資金はアジアや南米などの新興国に高いパフォーマンスを求めてかなりの勢いで流入しています。これらの資金のほとんどは文字通り「ホットマネー」ですから猛烈に足が速い。
      短期的には完全にバブルの状態ですので巻き戻しのトリガーが引かれたときのショックが心配です。
       
      しかしアメリカのダウは強いですね。数年前の円安バブルの時と同じ要因ではないでしょうか。ヘッジファンドは力ずくで買い上げているようですが特に金融株の場合「インチキ会計基準」で嵩上げされている部分が大きく実態を反映したものではないのでいつまで続くか見ものです(ファンド勢は百も承知でしょうが)。

    2. 太助 より:

      取り合えず、私の想定を超えるような下げにはなりませんでしたが、長期的な影響についてはまだまだ様子を見る必要がありそうですね。
       私もダウの上昇には懐疑的です。
      多国籍企業はドル安と新興国需要で業績維持・改善と見受けますが、米国内はとても楽観視できないと思います。
       税収が減って、国債発行が50兆円を超えそうで、円高容認で内需拡大と言っている某国の大臣は何とかならないのでしょうか?
      また、80年前の通貨安競争やご自分が円安介入した際の反省を述べたようですが、謝ってないで過去ではなく現状を正しく見据えて頂きたいものです・・。
      このままでは一億総格差社会になるとも言ったようですが、円安とどう関係しているのかわかりません。
      円高では一億総貧乏社会になると思うのですが・・。

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