昨夜のナイアガラの原因は何だ?今夜の雇用統計と週末のG7と関門は続く・・。

いやー、昨日は凄かったですね・・。
朝青龍の引退!
魅力的な最強の相撲レスラーなんだけどね・・。
日本の相撲はone of 格闘技じゃないんだよな・・。(是非についてはコメントしていません。)
 
そっちの話ではなく、相場のナイアガラ!
 
ドル円・クロス円が深夜に一気の急落です。
 
昨夜は悪材料が色々と重なったようですね。
 
●米新規失業保険申請件数の悪化
●欧州PIGSの債務不安
●トリシェ総裁が「強いドルは世界の利益」と発言
●翌日に米雇用統計が控えている
●週末のG7での銀行規制に各国当局が前向きなコメントで警戒感
などなど・・。
 
どうも欧州PIGSの債務不安が大きかったようですね。
 
PIGSのソブリンリスク →PIGS各国の株価急落
→欧州各国の株価も連れ安 →NYダウも連れ安
→ユーロ安・ドル高 →商品価格急落
→クロス円・ドル円急落 →ストップロスを巻き込む
→負のスパイラルがぐるぐる廻る!!!
 
ナイアガラの原因はこんな感じでしょうか?
 
NYダウは一瞬1万割れになりましたが、終値は10,002でホントに首の皮一枚で5桁を死守しました!?
 
米雇用統計を前に、なんともいやらしいところに位置しましたね!?
 
雇用統計の結果如何で、1万割れでまだ大きなリスク回避が続く可能性も、1万を割らずに切り返して底になる可能性も感じさせる、嫌な所にピタリと位置しています・・。
 
私自身はG2(米中)にばかり気を取られ、欧州発のリスクで相場が大きく動かされることを軽視していたかも知れません・・。
 
ある意味、G2はまだ早いとの欧州のアピールだろうか!?
(ネタは、もう遅い?ソブリンリスクだけど・・)
 
人民元を欠席裁判するなんて言っている週末の爺7会合も殆どノーマークだったんですけど、G7の存在意義のアピールも含めて何が飛び出すかわからないと考えておいた方が良いかも知れませんね。
(先進国のソブリンリスクでも心配した方が良いと思うけど・・。)
 
ブラジル中央銀行の先月末会合の議事録でも、利上げを示唆する文言があるようです。
新興国の金融引き締め懸念も続きそうだし、中国は旧正月を迎えるし、リスク回避の材料には事欠かない状況かも知れませんね。
 
取り敢えず、注目は今夜の米雇用統計ですね。
 
にほんブログ村 為替ブログへ  [←参考になりましたら一押し。m(._.)m]

コメント

  1. オージー より:

    ちょっと来てますね。(汗)。
    リスク回避の材料には事欠かないのですが株価の下落に比して円高の度合いが行き過ぎているような感じもします。
    リスク回避というと短期筋は馬鹿の一つ覚えのように円買い(経常黒字国の通貨という原因もあるらしいですが)する傾向だけは全く変わっていません。
    昨日の場合はさらに人民元のネタがあったので加速してしまいました。もうひとつのリスク回避通貨のスイスフランは弱くなっているユーロに対して売り介入している(ドルスイの上昇が大きい)ため事実上リスクの受け皿になることを拒否しているので「たちのわるい円高」に拍車をかけている気もします。
    オセアニアがさらに大きく崩れるかどうかが鍵ではないでしょうか(仕込みのチャンスかもしれませんが・・・)。
     
    ちなみに朝青龍は理事のメンバー数人から「引退しなければ解雇」と告げられたそうです(このことをマスコミがほとんど報道しないのはいただけませんが・・・)。
    大相撲がかなりつまらなくなった感も否めません。

  2. 太助 より:

    雇用統計を受けてもリスク選好とはなりませんでしたね・・。
    でも、ダウの後半の切り返しは期待を持てるのでしょうか?
    外部要因で「たちのわるい円高」になると、日本の景気回復が遅れますね・・。
     日本相撲協会も引退した方が良い人も沢山いるのでしょうけど・・。(笑)
    日本の国技と言っても、見たいと思う相撲を取るのは外国人ばかりですからね。
    貴乃花親方が理事として何をしたいのかはよくわかりませんが、問題意識のある若手親方に期待します。

タイトルとURLをコピーしました