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  • 「TOCOM NEXT」日経・東工取商品指数が3月23日に上場!でも証券取引所ではなく東京工業品取引所だよ! | 経済的自由の実践投資備忘録

    「TOCOM NEXT」日経・東工取商品指数が3月23日に上場!でも証券取引所ではなく東京工業品取引所だよ!

    ガンバレ東工取!
     
    日本で3月23日に日経・東工取商品指数が静かに上場されて、取引が可能になるって知ってました?
     
    たぶん認知度が低いと思うのですが、やっぱり東証ではなく東工取に上場だからか?
     
    コモディティー市場全体の平均指数に連動するという意味では、投資信託にもETFにも類似商品は既にあるので目新しさには乏しいかも知れません。
     
    しかし私は、この指数は3つの点で画期的で注目に値すると思います!
     
    ●先物取引なのに取引期限がなくバイ&ホールドも可能!
    通常先物取引は、取引期限が定められているので、それまでに決済するか現物で受け取るかを選択する必要があります。(商品取引が敬遠される理由の1つだと思います。)
    しかし、この指数は毎営業日ロールオーバーして取引期限がないので、何年も買いっ放し作戦も可能です。(FXの仕組みと同様です。勿論、売りっ放しでもコストは掛からない!)
    東工取で決済期限のない商品を取引できるのは画期的だと思います。
     
    ●レバレッジ取引が可能
    証拠金取引なので50万円の現金で100万円の商品投資を行うことも可能です。
    お望みなら、証拠金10万円でレバ10倍の100万円取引をしても良いのですが、買いっ放しならどこかで証拠金が吹っ飛ぶでしょう・・。
    投信なら不可能ですし、ETFでも信用取引なら支払金利が発生するので、資金効率の点で有利です。
     
    ●信託報酬が掛からない?
    あくまで私の理解ですが、投資信託やETFとは異なり、これは商品指数そのものですので信託報酬が発生しない!(と思うのですが・・。)
    10年ホールドしても、投資家に発生するコストは先物業者に支払う往復の売買手数料のみ!(と思うのですが・・。)
    これは、ポートフォリオの一部で商品に振り向けたい投資家には大きなメリットだと思います。
    株式と異なり、コモディティーは右肩上がりを前提にできないので、保有に掛かるコストが発生しないのは、長期保有のリスクを若干軽減してくれると思います。
     


    さて、ガンバレ東工取で良いことばかり書きましたが、デメリットにも触れておきましょう。
     
    ●商品構成は工業取引のみでエネルギーが高め!
    TocomNext_Haibun_100322.png
    工業品取引所の指数なので、小麦・大豆・コーヒー等の農産物が含まれていません。
    また、原油等のエネルギーが60%近くの比率を占め、バランスが良いとは言えません。
    これには個人の嗜好が関係して来るので一概には言えませんが、個人的にはETFでよりバランスの取れた商品指数があると思います。
     
    ●長期で持つには東工取の商品の取引高に注意か?
    ご存知の通り、東工取の取引は活発ではありません。
    今後、更に取引が細る可能性もあります。
    だからこそ、このような指数を上場させて東工取も頑張っているのですが、最近ではアルミニウムの取引も取引高低下により中止されています。
    今後も取引中止となる商品が出てくれば、商品指数の構成も大きく変わってくる可能性があります。(金と原油だけ残っても指数にならない!)
     
    ●商品先物の税率は20%!
    商品先物取引なので税率は申告分離20%課税です。
    2011年までは投信やETFの税率は10%で優遇され、商品先物とは通算できないので、これは大きなデメリットだと思います。
    しかし、5年~10年持つなら関係ありません!(たぶん・・)
    2012年以降は税率20%で統一されて損益通算もできるようになる可能性が高いと思います。
    また、現在でも商品先物取引は取引所FXや日経先物との損益通算は可能です。
     
    イロイロ書きましたが、信託報酬が掛からずにレバレッジ取引が出来る商品指数は面白いと思います。
     
    たぶん「商品先物業者に口座作るのが面倒だし、商品先物ってどうも胡散臭いし、投信やETFでいいかー」という声が多そうですね。(笑)
     
    でも、株と先物の損益通算が可能になれば、最強の商品に成り得ると思うのですが・・。
     
    私は商品構成が気に入らないの買わないと思いますが(笑)、この日経・東工取商品指数の今後については注目しています。
     
    ガンバレ東工取!
     
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