ブラジル初の女性大統領誕生と大型油田発見で上向き!?&ロシアは北方領土訪問で日本はBRICsとどう付き合う?

ロシアのメドベージェフ大統領が本日北方領土を訪問しているようです。
 
誰が言ったか知りませんが、「外交とは武器を使わない戦争である。」
 
良い悪いは別にして、領土問題で日中関係がこじれている間に、ここぞとばかりにロシアが「武器を使わない戦争」を日本に仕掛けている訳です。
良い悪いは別にして、そこにはロシアの戦術戦略がある訳です。
 
一方、日中間の外交問題を「真意がわからない」と自分で解決できずに、米国に仲を取り持つとまで言われてしまっている(そこに口出しする米国も国益で言っている訳だが・・)情けない日本丸は、世界の海で地図なき危険な航海を首尾よく舵取りすることが出来るのだろうか?
 
まあロシアはそれよりも、BRICsの中でも取り残され気味の国内経済に力を注いで欲しいですけどね・・。
 
さて、本題は前向きな話!
ブラジルで最大150憶バレルに達すると分析されている新油田「リブラ」が発見されたようです。
 
これにより、ブラジル全体の油田埋蔵量は現在の米国に肩を並べることになりそうです。
資源大国とは言え原油埋蔵量では大国ではなかったが、今後も更に発見される可能性も高く、ついている国はついている?
 


ただ思い出すのは、リーマンショック前にブラジル株価が高値を付けにいった一因がペトロブラスによる大型油田発見のニュースだったと思います。
振り返れば、地獄の入り口の前に上がった花火だったよな~。
 
ブラジルにとって、もっと大事なニュースはこちら。
 
昨日のブラジル大統領選で、ブラジル初の女性大統領になるルセフ氏が勝利しました。
現与党でルラの後任なので大きな政策変更はないこと、予想された結果なので既に株価には織り込まれていることから、この選挙結果をもって株価がネガティブに大きく反応することはないと思います。
 
ただし中長期的には、前大統領のルラの人気が高すぎることによる反動、女性だからどうこう言うつもりはないが米中等とのタフな外交も重要になるのでその手腕等を見極める必要はあると思います。
(私は顔写真も見ていないし、現時点全く評価不能ですが・・。)
 
また、短期的には金融政策にどう臨んでくるのかも気になります。
 
ロイターによれば、
●次期政権も資本流入抑制に向けた一段の措置を通じて、レアル高に対処する見通し
●中央銀行に対し、政策金利を引き下げることでレアルの上昇を抑制する役割を果たすよう求める可能性
が指摘されています。
 
先日はインドのシン首相が来日しEPA締結で合意しましたが、日印両国に対中国の意識があったからでしょう。
 
次に日本はブラジルとも仲良くしないとね、あくまで戦術戦略的に。
 
ルラには、日本はおはようと挨拶した首相とは別の人にこんにちはと言わなければならない(≒交代が早すぎて顔も名前も考えもよく知らない)と揶揄されましたが、ブラジルのリーダーも変わるので新たな関係を築くチャンスだと思います。
 
圧倒的な経済力で黙っていても、世界が日本をそれなりにリスペクトして相手にしてくれる時代はとっくに終わった!
 
日本が舵を左右どちらに切るかも判断せず(できず)に今まで通りの現状維持なら、世界の荒波で漂流するだけでしょう・・。
 
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