NYダウが10,000を保ったのは序盤だけで、結局5.1%下げて9,400台で引けています。
バーナンキが利下げを示唆したのに効果がありません。
リーマン破綻以降、特に米下院TARP否決以降、完全に対応が後手に回り、下落を止められません。
しかし、そんな中でも今週私が注目した良い兆候(?)が2つあります。
NYダウがこれだけまた下げているのに、クロス円は然程反応せずに月曜の底値を下回らずに踏み止まっている。
これは月曜に株価よりも過剰反応で下げ過ぎたので反応しない、とも考えられるし、
今年春から初夏にかけての株価と為替の非連動がまた起こり始めている、とも考えられる。
前者であれば株価が更に下落すれば再び連動して下げると考えられるし、後者であればクロス円は株が下げても連動せず、もしかして非連動で株より先に底を打ったとなるかも知れない。
ちょっと注目してみると良いと思います。
もう一つは小さな兆候なのですが、NYダウよりも他国の株価の方が下落率が小さくなり始めているかも知れない。
(勿論ケースバイケースですが)
これまではダウが下げれば他国はそれ以上に下げて、米国発の危機なのに米国に投資していたほうが、被害が小さかった訳です。
特に新興国は目も当てられない下げ方をしてきました。
私が今注目しているこの小さな兆候が正しければ、ファンド勢の何でも投売り状態が一段落し始めたとも考えるし、あまりにも下げ過ぎなので買いを入れる人が増え始めているとも考えられます。
そして、この兆候が拡大していくと、私の考えていたダウが上昇しなくても新興国株価は上昇するというデカップリングになるのですけどね。
(大損中。因みに昨夜約束どおり含み損4桁行きましたよ!)
勿論、現在はとてもそのような状況ではありません。
まあ、株価はともかく為替はこれ以上円高が進まず踏みとどまってくれると良いのですけど。
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