世界銀行見通し下方修正で押し目か?FOMCでどっちに転ぶ?今後は上昇かレンジ相場か?

結構押してきましたね。
 
本日午前で、豪ドル74円台・ランド円11.5円台・トルコリラ60円台・米ドル95円台まで落ちて来ました。(右サイドバーのレート表を見たほうがいいですよ!)
 
昨夜のNYダウは200ドル下げて8300台へ、S&P500は年初来でマイナスに転じましたが、世界銀行の成長率見通し修正が影響を与えたとのこと。
 
2009年の世界の実質成長率を-1.7%から下方修正して、-2.9%(うち日-6.8%・米-3.0%・欧-4.5%)まで落ち込むとの見通しを発表しました。
 
でも、09年は半分終わっているし、10年:+2.0%・11年:+3.2%と回復する見通しになっていますけどね。
 
IMFも7月上旬に景気見通しを発表しますが、IMF主任エコノミストによれば「大幅な変更はないだろう。1%上か下に修正される可能性がある」(ロイターより引用)とのこと。
 
上方修正は世銀予測と乖離するので下方と判断して、09年成長率が-1.3%から-2.3%に修正される可能性があると読み取れます。
 
これなら今回で織り込まれて。7月に入ってIMF予想で市場が過剰反応することもないでしょう。(?)
 


まあ今回も過剰反応というより、FOMC前の手仕舞いも重なって、投機筋にもメディアにも(?)下げの理由に祭り上げられたという感じではないでしょうか?
 
楽観から悲観へ傾きつつあるのではなく、過度な楽観で上に早く行き過ぎた相場が修正されていると捉えています。
 
73ドルを付けた原油価格も66ドル台まで落ちて来ました。
 
こうなると、資源国・高金利通貨は下げがきつくなってきますね。
 
チャートを見ると、もう一押し二押しあってもおかしくなさそうですが、FOMCでどちらに転ぶでしょうか?(わからん!)
 
深い押しを期待しているとさっさと上昇に転じてしまう展開が4月から続いていましたから、今のレベルで買うかなと思いつつ、だからこそ今回は深押しだろとの期待もあり。(どっちやねん!)
 
今回で一旦天井を付けて一段階下げてレンジ相場入りだとしても、長期では買って問題ないレベルとは思うのですが・・?
 
豪ドル70円割れしてくれれば良いですが、今の74円台なら悪くないかとも。
(値頃感のロングは良くないと言われますが、それは短期の話であり、中長期で上昇の想定なら値頃感は必要だと考えています。
下げ止まりを確認してストップを上手く使うのが無難だとは思いますが。)
 
値頃感と言えばトルコリラですが、ちょっと弱すぎるのが引っ掛かるんですよね。
下押しが強いのではなく、3月からの上昇トレンドが明らかに弱いのです。
 
あっ言い忘れましたが、私は今のところ中長期のポジションとしては豪ドル・南アランド・トルコリラ以外にはホールドしたい通貨は見つけられません。
 
株の方は、昨日S&P500が年初来マイナスに転じた一方、上海株は3日連続で年初来高値を更新しました。
 
現状をよく表しているのかも知れません。
 
資源価格の上昇も日経平均の上昇も豪ドルの上昇も中国経済の力強さが背景にあった訳です。
 
米国を中心に先進国の回復遅れが意識される中、中国への期待も過剰ではないかとの疑念が生じれば、相場はここから上昇する理由を失うのかも知れません???
 
市場は目先どちらの方向に向かい、今後数カ月の動向を読むのは難しくなってきたのかも知れませんね。
 
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