言いたい放題の巻!
少し前の話ですが、7月24日に自民党の細田幹事長が
「麻生総理が字が読めないらしいと言って楽しんでいる。・・・。それはそんなに大したことない。・・・。だけど、そのことの方が、みんな面白いんだ」と発言し、例の
「日本国の程度を表している。国民の程度かもしれない」と続けました。
しかし、その後「真意ではない」と撤回しました。
別に撤回しなくてもいいのに・・。そりゃそう言いたくもなるでしょ。
間違いなく本音本心だし、撤回は無意味だと思いますけど・・。
思いっきりメディアと国民に「バカヤロー!」と言えばいいのに・・。
選挙カーで回りながら、「お前らは民度が低い!」とケンカすればいいじゃない。
(私なら票を入れたくなるかも!?)
でもね、政治家とメディアと国民は日本国の程度を表す強力なトライアングルを形成している訳で、それによって細田さんが与党の幹事長という立場にいられる(いられた)ことは認識すべきでしょう。
そして、その翌日には麻生総理が横浜の日本青年会議所の会合で
「日本という国は、高齢者、いわゆる65歳以上の人たちが元気。その元気な高齢者をいかに使うか。この人たちは皆さんと違って、働くことしか才能がないと思ってください」
と述べて物議を醸しました。
青年会議所という場ですし一般的に言われていることでもありますが、総理という立場の人なら発言の仕方を考えるべきでしょう。
少なくとも「俺も65歳以上だけど、俺を見てればわかるでしょう、俺なんてその典型だよ」とジョークで自分も落とさないと・・。
私の発言で支持率低下を招いたと反省したばかりですが、そんな簡単に悪い癖が直る年齢でもありませんしね。
百歩譲って、簡単な漢字も読めなくて総理の仕事が務まるのかという疑問は置いておいても、「字が読めない」ことがさもありなんと思われてしまうからバッシングされてしまうのもまた事実だと思います。
この2つの失言(?)が選挙で自民に何ら有利にならないことは明白であり、こんなことで失点していてはちょっと(相変わらず)程度が低いという気がします!?
民度の低い一国民として、「細田さん、あなたに言われたくない」は置いておいて、あれだけ多くの人がバラマキ給付金に反対していたのに、実際懐に入ると自民党の支持率が上がってしまったことには驚きました。
ある意味、民度のレベルに合わせた程度の低い政策を実行した自民党は、景気対策効果の程は置いておいて支持獲得という意味では正しかったのかも知れません!?
細田さんの言うとおり、メディアも国民も「程度が低い」ともっとバッシングされるべきだと思いますよ。
政治家とメディアと国民でお互いに「程度が低いんじゃ、ボケ!」と言い合いをした方が良いと思います。
私が一番違和感を感じるのは、政治家やメディアが真面目に「国民の審判を仰ぐべきだ」と、まるでそれが神聖なことであるかのように語ることです。
政治家とメディア双方にとって、国民は神様です。
勿論ここで言う神様とは、三波春夫さんの言う「神様」(=利益をもたらしてくれるお客様)です!?
程度の低い1人として思うのは、国民に審判する能力(+努力)なんてあると思っているの?そりゃ審判しろと言われたら、アウトかセーフは決めるけどさ、それが正しいと思っているの・・、と身も蓋もないことです。
メディアの政治家が悪くて国民の判断は正しいという持ち上げ方は正直気持ちが悪い・・。
(Q:あなたは民主主義を否定するの?A:Yes and No!)
戦後、米兵に「ギブミー、チョコレート!」とねだった子供達も今は麻生さんと同年代だろうか?
おなかを空かせた子供達には、米国から与えられた民主主義よりもチョコレートの方が余程嬉しかったのだろう・・。(Chocolate is delicious! But, what is democracy?)
成熟した先進国家と分類されることもあるが、実は何もかも未熟なまま年月を重ねたという認識で、ゼロから始める必要があるのかも知れない、この国は・・。
麻生さんが8月は日本を考える1カ月にしてくれと言っていたので、ちゃんと考えますかね、自民と民主(+他)のマニフェストを比較しながら・・。
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]
コメント
こんばんわ
自民民主ともに何が泥仕合ぽくなりましたね。
もう少し時間が経過すれば、もっと本音の部分が出てくるーー、そう期待しています。
自民も現実の衆愚政治の骨格が袈裟の下から鎧がチラチラ。民主も安全保障面でフラフラ。
今回の総選挙には米国国務省はもとより英国外務省も極めて敏感になっていますし、EU諸国、中国も重要事項と捉えているようです。
日米安保体制の枠組みに対してでしょう。
北朝鮮の核武装が現実の問題として脅威となっている今、総選挙が行われるわけですから。
NPT核不拡散条約ってありますよね。
実は、この国際条約発効と同時にNATO枠の中で核を保持しない代替策が存在しています。
ドイツ、イタリア、ベルギー、オランダ、トルコの五カ国と米国が条約を締結しています。
ロシア等から核の恫喝を受けた場合、核ミサイルと発射権限・装備一式を譲渡する。
これが条約の骨子で、現在も日常訓練が五カ国では実施されています。事実です。
北朝鮮、中国、ロシアに囲まれた日本。非核三原則の手前、自民民主共になんか動きが鈍いですが、ドイツイタリア並みになる。ってマニフェストで公言するほうに一票。
ちなみに私、右でも左でもなく日本の尊厳を期待する愚かな一国民です。
軍事に関してはなんともコメントしにくいのですが・・。(笑)
詳しくありませんが、民主は米国に対して対等な日米関係を求めていたと思います。
日本が米国のいいなりになってきたのは、日米安保により武力を米国に頼ってきたので頭が上がらなかった面が大きいことは否定し得ないと思います。
日本が国家として世界で意見を主張できないことと無関係ではないと思います。(そのようなメンタルになってしまったことも含めて)
国際舞台で日本がサムライではなくヤマトナデシコになってしまうこととも無関係ではないのかも知れませんね。