中国H株・ブラジル株に連動するインデックス・ファンド 「ピクテ・インデックス・ファンド・シリーズ」がノーロードで登場!

個人的には、CMAMよりもこっちの方がビッグニュースです!
(CMAMが何かも説明してませんけど・・。)
 
ピクテ投信が、
「ピクテ・インデックス・ファンド・シリーズ-中国H株」、
「ピクテ・インデックス・ファンド・シリーズ-ブラジル株」
を設定します!
 
当初販売会社:マネックス証券
当初募集期間:5月10日から5月28日まで
設定・運用開始:5月31日
※申込手数料・解約手数料のないノーロードでの取扱い。
 
説明するまでもなく、二大(?)新興国である中国のH株指数(香港市場)とブラジルのボベスパ指数そのものに連動するインデックス投信です!
 
日本では新興国のインデックス投信は珍しく、これらの指数に連動するインデックス投信は勿論日本初ですが、個別新興国の指数連動投信という新しいカテゴリーを切り開くという意味でも大いなる一歩だと思います!
(微妙に香港ハンセン指数連動は既にありましたが、中国ではなく香港連動でかつノーロードでもない。)
 
でも、コストの情報はピクテのニュースリリースにも掲載されていません・・。
 


関東財務局に提出されたブラジル株投信の有価証券届出書には、
信託報酬 年0.945%(税込み)
信託財産留保額(継続期間中における申し込み時) 2.6%
信託財産留保額(解約時) 0.6%
と記載されています。
 
ノーロードと言っても信託財産留保額で2.6%取られてしまえば、他のブラジル株アクティブ投信とあまり変わりませんね・・。
 
気になるのは、継続期間中の申し込みと記載されているので、当初募集期間なら申し込み時の信託財産留保額も免除されてお得なのかと読めるのですが、興味のある方はよく調べで下さいね。
 
このうち、2%は例の金融取引課税分なので、自分に掛かるコストは自分で負担しろと合理的な設定だと思います。
(取らないファンドは基準価額を減らしているはずなので、新規顧客のコスト分も皆で負担してるのです!)
 
ただ、ノーロードと言っても、出入りで片道0.6%程度の信託財産留保額は発生すると考えておいた方が良さそうです。
 
信託財産留保額としてはちょっと高めですが、ピクテは、
「中長期での運用にご活用いただくお客さまが、保有期間中に他のお客さまのご購入・ご解約によるこれらのコストを負担し続ける不利益を低減するため」
「投資コストによるファンドのパフォーマンス低下を防ぎ、また、受益者間の公平性確保やファンドの投資コストの透明性向上にも資する」
と説明していますが、妥当だと思いますし、基準価額からこっそり引くよりも公平で透明性があると思います。
 
野村の新興国ETFの信託報酬が0.99%に設定されているので、これを意識して下回って0.945%に設定してきたと思いますが、この点は評価できると思います。
連動性を含めて新興国ETFになかなか信用が置けないので、新興国インデックス投信の登場により、コスト的には敢えてETFを選択する必要も薄れてきそうです。
 
まだ詳細な情報はわかりませんので、コスト情報も続報を待って再度確認する必要がありそうです。
 
ピクテがインデックスファンドシリーズとして、先ず中国・ブラジルを出してきたということは、引き続き新興国のインデックスファンドを投入するつもりがあると考えて良さそうですね。
 
国際分散型インデックスは、STAM vs eMAXIS vs CMAMと選択肢は増えてきたので、ピクテには低コストで個別新興国インデックスを充実させて頂きたいものです。
(エマージング指数連動も既にあるからピクテは無視してOK!)
 
新興国が高コストであることは確かですが、それに上乗せした販売側のボッタクリ度合いも酷いので、無駄を省いた新興国インデックス投信という戦略を取るピクテは正しい!
(ガラパゴス金融の日本で良い商品が売れるかどうかはわかりませんが、やることは正しい!)
 
少なくとも私個人は、投資対象の有力商品として今後も期待します!
 
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コメント

  1. 吊られた男 より:

    このタイミングでの新興国単独ファンドが世間一般からどれだけ受けるかは難しいと思いますが、面白いファンドの登場だと思います。
     
     
    信託報酬以外のコストによりますが、同じような水準でインド単独が出たら悩みます。

  2. 太助 より:

    受ける以前に、認知されて商品が理解されるかという問題があると思います。
    (当初はネット証券1社だけの販売のようですし・・。)
     インドもどうしてもコストが高めになるので、低コストで出してくれると良いですね。
    頼りない(国内の)新興国ETFに資金を集中せずに、インデックス投信とリスク分散できるようになるといいですね。

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