昨日は凄かったですね、検察審査会の「起訴相当」議決!
いやいやその話ではなく、1億3000万円をかけて農村の風景を3次元映像化した3Dドームシアターの事業仕分け!
国の財政にとってはゴミみたいな金額ですけど、役所のセンスのない無駄使いと必死の言い訳には笑ってしまいますね。
いやいやその話ではなく、財政と言えば・・、欧州のPとGがえらいことになってきました!?
米S&Pが昨日ギリシャ国債をなんと3段階引き下げて、投機的=投資不適格=ジャンク債扱いの「BB+」にしました!
また、ポルトガル国債を2段階引き下げて「AA-」にしました。
この影響で(他にも理由はあると思いますが)、昨日は久しぶりに大きめのリスク回避の動きになったようです。
つい最近まで日本の巨艦ファンドのグロソブにも組み入れられていたギリシャ国債が、今や投機的なジャンク債扱いです。
グロソブは、ポルトガル国債の扱いはどうするんでしょうね?
一応まだA格付けなので、思考停止の安心安全水域にはあるのですが、ポルトガル国債も組み入れ始めたのはまだ最近のようですし・・。
数年後にはグロソブ自体がジャンク債投信になっているかも知れないし、A格付けを守るなら数年後には米英も組み入れられずに単独ドイツ国債投信になっていたりして(笑)。
BRICsがA格付けに入ってくるかも知れないし未来はわからないが、少なくとも思考停止で日米英欧は安心で投資適格国という判断(というより判断しないこと)は徹底的に疑った方が良いと思います。
栄枯盛衰は神話の国・ギリシャ帝国の今が教えてくれている・・?
ポルトガルは良く知らないが、宣教師ザビエルが1500年代に遅れた極東の島国に鉄砲を伝えた国だ!
その500年後にポルトガルから日本に伝播してきたのが、ソブリンリスクってオチは止めてくれ~!(洒落にならん!)
ソブリンリスクが指摘されるのは、かつて世界の中でデカイ顔をしていた国ばかりだ・・。(日本を含む?)
天狗になって調子こいていた国々が、苦しむ番を迎えている時代なのかも知れない・・。(3D農村ドームシアターの国を含む?)
たちあがれの前に、よろめくなニッポン!
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]
ギリシャ3段階・ポルトガル2段階格下げでリスク回避!先進国総格下げのロシアンルーレットは回り始めた!?

コメント
ギリシャは債券の利回りが二桁なんですね。
ユーロ加盟国ということを考えると市場はすでに潰しにいっている感じです。
ギリシャの副首相の身の程知らずのふざけた発言(首相ではありません)もこの動きを加速させた一因になっていると思います。
ユーロ圏でソブリンリスクの大きい国はほとんどが「南欧の血の気の多い国」であることからこの問題はかなりやっかいそうです。
ただ面白いのはドイツとフランスでギリシャに対する立場がかなり違うということです。
ギリシャに大量の金を突っ込んでいるフランスと出来の悪いやつのために自国民の税金を使って域内最大の負担をしたくないドイツといったところでしょうか。
いずれにせよ今の先進国の財政状況はカナダとオセアニアを除けば「鼻くそ目くそ」の状態であり、日米英に比べればユーロ圏全体としてみた場合の財政ははるかにましなような気がするのですが・・・、。
まあ格付け会社そのものがアメリカの手先であるため不美人投票になるとアメリカやイギリスを超過大評価するのがおきまりなんでしょうね。
日本も大きな外準を持っていなければ近い将来にフルボッコにされる確率はきわめて高いのではないでしょうか。
PS
小沢さんは辞めないようですね。あるジャーナリストの方が「金丸氏の時のことがトラウマになっている」と言っていたのが印象的でした。
スペインも格下げになったようですが、欧州のアミーゴ達には厳しい状況が続きそうですね。
私も日米英よりユーロ圏全体の方がましに見えます。
そういう意味で、先進国全体のロシアンルーレットとタイトルを付けましたし、数年から十年単位で起こる問題だと思います。
今はユーロが売られていますが、長期的に一番売られるのがドルかポンドか円かユーロかはわかりません・・。
(ユーロが一番マシに思えますが・・[笑])
PS 辞めないにしても権力を失って、民主党の民主化に繋がれば良いと思いますが・・。