ユーロドルが先週金曜の時点でリーマンショック時の08年10月の下髭の先っぽ(つまり大底の底)に並んでいたのですが、今日は完全に下抜けて1.22台に突入したようです。
つい数ヶ月前はドル安が叫ばれていたし、ユーロが基軸通貨の代替として(他に選択肢がないという意味で)評価されていたし、まさかこんなに早くリーマンショックの底を割ってしまうと予想できた人は少ないでしょう。
(ギリシャ問題がクローズアップされた後に言い始めた人は沢山いると思いますけど・・。)
ユーロドル1.22台は、2004年から2006年頃の水準ですね。
ユーロドルの長期チャートを見ると、発足後は右肩下がりで2000年10月の0.82台を大底にそれ以降はリーマンショックまで右肩上がりを続けましたが、この2年の乱高下は激しいですね。
長期チャートを見ると、節目の多そうな1.2台で下げ止まらなければ、巷で言われている夢の(?)ドルとの等価(=ユーロドル1.0)まで落ちても不思議はないように思えます・・。
ユーロが静かに落ち着いて売られる分にはリスク回避の動きになるとは限らないのですが(≠全面円高・ドル高)、取り敢えず今は思いっきりリスク回避の動きですね。
今日は豪ドル円の80円割れ・南アランド円の12円割れも目前に迫っています。
値頃感はあるのですが、ギリシャ問題(というよりユーロ圏のソブリンリスク問題?)がどう収束するか見えないので、ユーロ圏の問題で連れ安のクロス円は今が押し目だと判断するのも難しいですね・・。
取り敢えず、ユーロドルが1.2台で下げ止まって落ち着くかに注意を払うべきかと・・。
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]
ユーロドルがリーマンショックの底も下抜け1.22台へ!豪ドル円80円・ランド円12円割れも間近!?
