言いたい放題の巻!
尖閣諸島問題も収束したとは言えない状況で、中国にとってはもう一つ国際的な摩擦を起こしかねない出来事がありました。
中国の民主活動家で現在服役中のリュウ氏にノーベル平和賞が贈られ、これが中国本土では初のノーベル賞受賞となりました。
私にはその妥当性は判断しかねますし、オバマ大統領に贈られた時も結果をまだ残していない人に演説内容だけで何故?と疑問に思ったし、政治的思惑に左右されるべきではないと思います。
しかしながら、事前に中国の外務次官がノーベル賞委員会の事務長に「ノルウェーと中国の関係に否定的な結果を招く」と圧力を掛けたにも関わらず、(その妥当性は知りませんが)臆することなく判断を曲げずにリュウ氏に賞を贈ったことはアッパレだ!
これを受けて、中国外務省はノルウェー大使を呼びつけて「両国間の関係を損なう」と抗議したようですが、尖閣諸島問題での日本に対する圧力と同じように強硬な態度に今後出て来る可能性があります。
人民元切り上げ問題も含めて中国と世界各国の摩擦が激しくなっていますが、私は中国にとっても世界にとっても良い機会だと思います。
世界が中国を叩くなら早ければ早いほど良いし、中国も早い段階で痛い目に合う必要があると思います。
世界は今後強大な中国をどんどん叩きにくくなるし、天狗になり始めた今の段階で叩かれて中国も変わる必要がある。
中国はギリシャ国債の買い支えと欧州の国債保有を減らさないことを表明しましたが、欧州に恩を着せて米国と組んで人民元切り上げの圧力を掛けないでくれとの意図はミエミエでした。
しかしながら、EUの要人は温家宝に人民元切り上げを迫り、温首相がブリュッセルでのEUとの共同会見をキャンセルする程だから、EU側は毅然とした態度だったのでしょう。
ノルウェーも含めて欧州の一貫したひるまない態度はアッパレだ!
一方、これと正反対の行動を取り、有言実行内閣に代わって地検が何故か高度な外交判断までしてしまう不思議な極東の国は本当に自由民主主義国家なのだろうか?(これは喝だ!)
尖閣問題で思うことは沢山あるのですが、改めて痛感させられたのがこの国の箸にも棒にも掛からないマスゴミの絶望的な低次元・・。
10月2日に渋谷で2600人が参加して尖閣デモが行われ、WSJ・ロイター・CNN等の海外メディアが取り上げたにも関わらず、日本のメディアは殆ど報道しなかったそうだ。
私は、右寄りのこのデモに特別賛否はないが、デモで意見を主張するのは民主主義国家の国民として当然の権利。
何の為にどんな報道規制が敷かれたのか知らないが、事実は事実として報道しないこの国のメディアに中国政府にコントロールされた中国メディアを批判する資格があるのだろうか?(五十歩百歩だろ?)
そのくせ、北京で行われた反日デモは繰り返し映像を流して、人民から弱腰批判を避けたい中国政府の立場もあると疑わしい解説をして、挙句の果ては「ネットにはこうなったら日本と戦争だ!」との書き込みもあると中国本土で反日感情が沸騰しているかのような偏向報道を平気でしている。
(13億人の1人の過激な書き込みを日本の全国放送で大袈裟に流すマスゴミ低脳っぷりにはあきれてモノが言えない。多分、2chにも中国を攻めろなんて書き込みはゴマンとあると思うけど、マスゴミには情報の重要度についても判断力がないのか?)
日本のマスゴミも中国で2万6千人の反日デモがあれば、喜んで(?)取り上げるだろ?
人口10分の1の日本で2600人のデモはそれに匹敵する世論のはずだけど、メディアはそんな算数すらわからないのだろうか?
(有名大学を優秀な成績で卒業した人ばかりが集まっているはずなのに、ホント不思議!)
繰り返しますが、デモの主張が正しいか否かではなく、中国でデモがあったのと同様に日本でもデモがあったことを伝えるのが公平で偏向していない報道だと言いたいのです。
だから敢えて言います!
地検が高度な外交判断をして三権分立が正しく運用されずに、メディアが事実を事実として報道しない国に、中国を遅れていると批判する資格があるのだろうか?
(ノーベル平和賞受賞を国内で伝えない国とデモがあった事実を抹殺するかのうような国は五十歩百歩では?)
欧州の毅然とした態度を見ると、日本のふざけた仮面だけの自由民主主義が一層際立つ・・。
日本を成長期の過ぎた成熟国家として捉えるのは間違いだし、その表現は経済面では衰えてもしっかりモノが言える欧州に相応しいでしょう。
成熟国家にしては、経済以外には育まれていないこと、大人の国としては欠落していることがが多過ぎるのかも知れない、この国は・・。
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コメント
恐らく世界中で「自由にモノが言える国」のトップクラスにあるノルウェーに対して恫喝まがいのことをしたのは中国にとってはダメージ以外の何物でもないと思います。
中国は内部で恐ろしいほど格差が広がっており国内の不満がいつ爆発するか分らないこともあり政府が力ずくで民主化につながる自由や人権を押さえ込んでいる(この点では北朝鮮と大差ない)のが実情でしょう。
今回のノーベル賞の一件はまさに中国のアキレス腱に一撃を加えたような気がします。
欧州は歴史的背景もあってこういった人権などの問題に対してはアメリカなどとは比べ物にならないほどシビアに対応する傾向が強いです。
中国は脅したつもりでも欧州は鼻で笑っているかもしれませんね。
アメリカの圧力に屈しないところを見ても中国の脅しが通用するとはとても思えません。
むしろ「天狗の鼻」を折りにくる確率のほうが高いのではないでしょうか。
「天狗の鼻」が伸び切る前に早めに折られた方が中国にとっても世界にとっても良いことだと思います。
日本への圧力も酷かったですが、最近の中国要人の発言は自信過剰が過ぎると思います。
このまま行けば世界中を敵に回して孤立し兼ねません。
同時にもはや中国抜きに世界経済は語れないのも事実なので、世界は中国の行き詰まりを望んでいないし、勿論中国にbetしている私も望みません・・。