前々回の記事で、米雇用統計をキッカケにリスク回避の動きになることを期待(?)していたのですが、どうやら今のところリスク志向のようですね。
しかしながら、雇用統計の少々悪い結果を望んでいる相場は不健全と書いたとおり、結果の数字に対するリアクションはその通りの展開となり、リスク志向を素直には喜べません・・。
米FRBの追加金融緩和期待により、ドル円もじりじり円高に振れて81円台をウロウロしていますが、NYダウは11,000を越えたのに対し日経平均は9500近辺を元気なくウロウロしています。
4月頃は日経も11,000を越えていたのに、過剰流動性期待のリスク志向も強烈な円高というマイナス要因に打ち消されて、世界的な株高から取り残される可哀想な日本株・・。
新興国株もコモディティーも米雇用統計を様子見して、再び過剰流動性期待で上昇に転じる気配はありますが、ちょっと不健全ですよね。
危うい上昇だと思うのは私だけではないでしょう。
このまま期待通りの金融緩和が行われて一段の上昇が正当化される可能性もあるが、ファンダメンタルズに基づかない上昇は何かをキッカケに巻き戻される時は急降下の可能性も・・。
危うい上昇には積極的に乗りたくないが、乗らないと乗り遅れる可能性もあるかも?
もう10月も半ばですね。
アノマリー的には米国株が安値をつける可能性の高い月です。
今月半ばまでは全く逆の傾向を見せていますが、決算を控えたヘッジファンドが10月後半に手仕舞い利確を加速する可能性もあるかと・・?
流動性期待で秋刀魚には充分脂が乗って食べ頃だろうし!?(笑)
NYダウが11,000を越えて上昇を続けるイメージはないのですが、新興国のインドやブラジルが過去最高値を更新して高値を追ってもおかしくはないとも思います。
結論はワカランということですが、乗るなら押し目が欲しいところですね。
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]
米雇用統計悪化もリスク志向?景気悪いよのメッセージを無視して過剰流動性を待ち望む危うさ・・?
