韓国でのG20、日本でのAPECと東アジアで行われた大きな国際会議が終了しました。
会議内容とその評価は飛ばしますが、ホスト国の存在感・リーダーシップという意味でも両国の経済の勢いをそのまま感じたのは私だけでしょうか?
特に情けなかったのは、菅総理が日中会談(?)でコキントウの横でメモを握り締めてずっと下を向いて読み上げ君(メッセンジャーボーイ)になっていたこと。
(いかにも、悪い意味での日本のリーダー像。経験と年功だけで能力は・・?)
影の総理仙石さんからの指示と注意事項でも書いてあったのか?
現在の日中の緊張状態で、これまで尖閣問題には沈黙を貫いてきた中国No.1のコキントウを前にして、誤解を招いてはいけないと一言一句に気を配るのは理解するが、映像だけ見ると堂々とした中国主席とうつむいてオドオドして卑屈な日本首相に見えてしまいます。
蛇に睨まれたカエルみたいな映像だもの・・。
(そもそも、日本から会談をしてくれとお願いする必要があるのか?)
民主党の問題なのだろうか?
団塊の世代(鳩山・菅・仙石、他に白川総裁など多数)の問題なのだろうか・・!?
本題です。
相場の雰囲気が変わってきたか?
QE2だかQP3分クッキングだか知らんが、バーナンキ議長が輪転機を廻して料理する大量のドル紙幣が世界の株価も商品も押し上げると言われましたが、どうやらQE2で一端の天井が作られたのかも知れません。
欧州のソブリンリスクがアイルランドを中心に再発しています。
また、先週ドバイの金融サービス会社が2件のローンについて期日に返済できなかったことが明らかになり、UAEの債務問題は解決にはまだほど遠いことが示されました。
また先週金曜日には、中国のインフレ懸念から金融引き締めが意識され、上海株は今年最大で5%急落しました。
ドバイ・欧州財政不安・中国金融引き締めとニュースの見出しだけを見れば、この1年相場を冷やしてきた悪材料の中心であり、条件反射的にVIX指数が上昇しそうですね!?
また週末には、中国が海外からの投機資金抑制のために複数の政策を実行する可能性があると伝えられました。
中国に限らず、今後新興国では米FRBの迷惑QE2による自国への過剰資金流入を防ぐために、様々に政策を実施してくるでしょう。
11月も下旬に入るので、ヘッジファンドの決算手仕舞い売りで下げやすい地合いと言われますが、その動きが大きくなる可能性はネタ的にも充分と言ったところでしょうか?
でも、やばいドバイ・欧州財政・中国引締には過去に相場は大きく反応しているので免疫が出来ているのもまた事実で、深くない押し目で終わるのかも知れません。
何れにせよ、11月一杯は注意するに越したことはないと思います。
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