前回の続きで、コモディティー編です。
既にかなり上昇した感のあるコモディティーですが、じゃぶじゃぶマネーと新興国需要で基本は今年も強いのではないでしょうか?
金は硬い!(硬いのは学校で習ったから知っているよ!)
いや堅い!
私がNYダウと金のどちらかを今買えと迫られたら、間違いなく金を買う!
(どんなシチュエーションやねん!)
どう考えても、上昇要因>>>下落要因なんですよね、既にバブルと警戒されても・・。
しかしながら、金以上に上昇するコモディティーは今年も他に沢山出てくると思います。
ニュースでも毎日金と原油の価格は報道してくれますが、こんなものは株・FXだけをやる人も基本情報で見ているし、投資家以外にも沢山注目しています。
昨年も金価格上昇と騒いでいましたが、金より上昇したコモディティーはゴマンとあります!?
(嘘です、全部集めても商品の銘柄数はそんなに多くありません。)
美味しいのは、世間で全く認知されずに日経が1行だけで報じているようなコモディティーから自力で探すべきでしょう。
銀のチャートなんて見ると、ここから乗るのは怖いと思うのが当然ですが、長期的にはまだまだ上だと思います。
コーヒーの価格が上昇している1つの理由は、豊かになりつつあるブラジル人が国内でコーヒーを飲むようになったので、ブラジルが輸出に廻すコーヒー豆の減少による供給減です。
これが、コモディティー全般の中期的なファンダメンタルズの強さを象徴しているように思います。
何故なら、ブラジル人は今後益々コーヒーを飲むようになり国内消費が減少することはないでしょう。更に、中国人が日本人並にコーヒーをガブガブ飲むようになったら、コーヒー1杯千円になるかもよ!?
農産・畜産物も中期的には上昇すると考えざるを得ないのですが、短期的には(ここでは1年程度の意味で)天候やら災害やらで乱高下するので難しいですね。
個人的には、価格上昇により(日本レベルではない)世界の庶民生活を圧迫するコモディティー(小麦・とうもろこし等でコーヒーはOK!)には手を付けない方針なのですが、上昇すると判断している限りは生活防衛の意味でつつましくなら、やらない自分はバカではなかろうかとも最近思います。(笑)
とうもろこしで身包み剥がされたなんて話は理解もせずにそそのかされるままにレバレッジを掛けるから起こるのですが、1年で価格が半減とか1/3になることも当たり前の世界なので、手を広げるならその前にしっかり勉強せんとあきませんね。
(商品や先物が恐ろしい訳ではない。)
金・原油以外と言っても、日本での投資手段は限られるので、ETFが充実してきた貴金属(金・銀・プラチナ・パラジウム)がやっぱり良いかなと思います。
コモディティーの投資信託はコストが高いし、指数連動のETF(1327)はありますが、原油等のエネルギーが70%以上で金の割合がなんと3%程度の構成ではあまりにもバランスが悪い。
プラチナが上がるか下がるか判る訳がないって思います?
日本株を買う時に、自動車株に狙いをつけて、トヨタ・日産・ホンダ・スズキからどれかを選ぶとします。
さて、どれだけの膨大な情報を集めて、どんな分析をしたら、上昇する有望株を正しく当てられるでしょうか?
それに比べれば、日産を知り尽くすよりもプラチナを知り尽くす方が遥かに簡単に思えます!(社長の名前や考えも知らんでええよ!?)
儲けたければ、金と原油という基本に立ち止まらず、もっと奥へ!
商品銘柄はゴマンもないし、全体的に中期的な上昇基調にあると思うので、報われやすいのではないかと思います・・。
2011年も(ハイリスクだけど)ハイリターンのコモディティは金・原油以外に転がっていると思います。
その対価としてよく学ぶのは当たり前!(自戒も込めて・・。)
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