中国皇帝に跪く欧州の借金貴族?遺物の日米首脳会談より異物のBRICS会合が欧州を救う!?

ギリシャのデフォルトがカウントダウンとも言われる中、本日16日から開かれる欧州の財務相会合に米ガイトナー長官が異例で出席し、欧州危機への対応が話し合われるようです。
 
一方の米国も欧州の心配をしていられる状況でもなく、来週の20-21日に開かれるFOMCでは米国経済危機にFRBがどのような手を打ってくるかが注目されます。
 
金融市場は乱高下が予想され、目が離せませんね。
 
更に、国連総会も同時並行で13日から開幕していて、この機会に各国の会合も活発に行われそうです。
我らが野田総理は20日の国連総会で演説した後、21日に米オバマ大統領との日米首脳会談が予定されています。
 
前の総理の顔と名前も覚えてないし、1年後に次の総理と行うからって、アメリカンジョーク(?)で拒否されなくて良かったね!?
まあ挨拶程度の内容でしょうけど、年齢もだいぶ近付いたし、取り敢えずオバマと仲良くしておいてください。
 
一昔前なら、曲がりなりにも二大経済大国の日米首脳会談と言えば、世界もそれなりの敬意を払い注目したでしょうが、きっと皆スルーでしょう。
 
欧州支援策が日米首脳会談で出てくる訳がないし、両国共に金ないし自国のことだけで精一杯だものね。
 
そんな過去の遺物(?)の日米会談よりも金融市場が注目するのが、異物(?)の22日のBRICS会合!
 


これは首脳でもなく財務相による会合なのですが、ワシントンで行われ「ユーロ圏の支援について決定する」らしい!
 
いいねー、BRICSはめっちゃ上から目線やん!
時代は変わったねー、一昔前はどこの馬の骨かワカラン怪しげな発展途上国だったロシア・中国・南ア等が偉そうにワシントンで大先進国の欧州様への支援策を決定するんだとさ!?
 
まわるまわるよ~、時代はまわる~、
今日は倒れた旅人達も~、生まれ変わって歩き出すよ~
中島みゆきが言う通り、昨日の敗者が今日の勝者で、今日の勝者が明日の敗者、そうやって時代が巡るのは必然である!
 
BRICS会合は内容が肩透かしで終わる可能性も高そうですが、イタリアが中国に国債大量購入を要請した(だけ?)と伝わるとマイナス圏に沈んでいたNYダウが急騰する場面もありました。
 
これに対して、中国の温首相は14日のダボス会議で、債務問題を抱える各国の自助努力を促しつつも(めっちゃ上から目線やん!)、「中国は常に欧州を支援すると表明してきた。今後も対欧州投資を拡大する」と述べました。
 
意地悪な言い方をすれば、
かつては世界一の栄華を誇った南欧の貴族達がラテン系キリギリス大借金王に成り下がり、もう誰も俺達に金を貸してくれないから、もう世界中で頼めるのは中国さんしかいない、頼むからお金を貸して下さい。(でも、俺達が返すと思う?)
と中国皇帝に跪いている構図です!?
 
現状で中国が政治力を強めることは脅威でもあるのだが、そもそも先進国の失点であり、時代が巡るのを止めることはできない。
 
100年に一度の危機どころか、これはもしかして、直接間接の西洋人支配の世界史に終止符が打たれる千年に一度の大転換点ではなかろうか?
 
ギリシャもイタリアも今は揶揄されているが、かつては偉大な先祖が強大な帝国を築いたのであり、故に今があるのかも知れない・・?
 
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