自分でも最近は短期的な相場の話をあまり書いていないと自覚はあるのですが、どうも「欧州債務危機」という一貫したツマラナイねたに触れる気がしないのですが・・。
欧州の要人の発言に一喜一憂して、振り回されてリスク選好とリスク回避を日替わりで繰り返し、予想通りの後手後手の対応で懸念を払拭できずに、債務危機は各地に飛び火・拡大していく・・。
2011年「欧州債務危機」映画祭の助演男優賞がパパンドレウで、主演女優賞(?x10)がメルケルで、ゴールデンラズベリー賞(最悪映画賞)がベルルスコーニでしょうか?(笑)
このドラマは煮え切らないままに今年も終わり、2012年も延々と続いていくのかなと思っていましたが、おや金価格が今年2度目の暴落を演じていますね!?
8~9月の暴落は1オンス1900ドル手前から1600ドル割れまで下げましたが、今回も1600ドルを割り込んできました。
銀価格も再び30ドルを割り込んできました。
債務危機は通常「安全資産」の金にとっては上昇要因なのですが、リスク回避が大きくなれば「リスク資産」の金からキャッシュへと資金が流出し暴落してしまうと・・。
従って、(決して株や為替が簡単とは言わないが)金の短期的な上昇・下落を予想するのはとても難しいと思います。
1600ドルを割ったと言っても、年初は1300ドル台だから1年以上ホールドしている人はまだ充分な利益が出ている訳で、キャッシュへのリスク回避というより今年の損失を穴埋めするための利益確定かも知れないし、まだまだ下げる余地があるとも言えるのかも知れない。
でも、今年6月に金のバブル的上昇の起点が1500ドル近辺であり、1600ドル割れはやっぱり面白い水準ではないかな~と。
投機家の私には、金より暴れん坊将軍・銀価格28ドル台の方がワクワクしますけどね!?
銀の暴落はゴールデンウィーク・シルバーウィーク後に続いて今年3度目ですが、振り落とされたくない君子は危うきに近寄らない方が無難かと!?
欧州債務危機で安全資産の金が今年2度目の暴落!銀は3度目の正直!?
