先週金曜日の米7月雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想(+10万人)を大きく上回る+16.3万人となりました。
この結果を好感してNYダウは1.7%上昇して再び大台に乗せて13,096ドルで引けました。
予想を大きく上回れば、逆にQE3観測が遠のき株価上昇は抑えられるのではと思いますが、失業率は予想(8.2%)より悪化し8.3%になる等、諸手を挙げて喜べる結果ではないらしい・・。
要するに、予想を大きく上回ったがQE3観測が遠のくほどの好結果でもないという居心地のよい落とし所で着地してくれたので安心してリスクオンってことらしい・・。
どうにも虫の良いご都合主義の勝手な解釈と思わなくもないが、株価上昇は素直に喜んでおきましょう。
(相変わらず米国の株価だけやたらと高過ぎると思うんですが・・?)
為替もクロス円はリスクオンで円安に振れましたが、低ボラティリティーのドル円は一応50銭程度は円安に振れましたが、雇用統計前後でも78円台に収まっています。
いつから円はドルにペッグしたのかと思うような低ボラには慣れっこで驚きもしませんが、この雇用統計でも円売りドル買いで50銭しか動かないと気になるのが8月の円高アノマリー!
もうお盆も近いですし78円から更なる円高が進行するのでしょうか?
欧州債務問題も落ち着かないし、中国の減速など新興国も調子良くないし、円高が進むようなリスクオフのねたは沢山あります。
でも、8月1日には既に78円台を割り込み一時77円台を付けているんですよね。
6月1日にも77円台を付けましたが、今年の円最高値はこの程度で、8月の円高アノマリーも実は1日に付けた77円台で終わっていたというオチを日本の輸出型製造業の為にも期待します。
株高円安の方が良いに決まっているので、予想ではなく希望します!
雇用統計好結果でもドル円反応鈍くお約束の8月円高アノマリーはやって来るのか?
