2012年残り3カ月は米中両大国のトップ・政権交代がやはり相場のメインテーマか?

10月になって(30度を超える地域もあったものの)ようやく涼しくなり、長引く猛暑のおかげでやっと夏が終わった感じがするのは私だけではないでしょう。
しかしながら、既に今年も残り3カ月を切っている訳で寒さがやって来るのも直ぐなのでしょう。
 
秋を踏みにじるかのように、東京丸の内ではクリスマスイルミネーションを10月から始めたり、書店では早くも来年のカレンダーや手帳が売られたりと、貧困な商業主義が日本の豊かな四季を冒涜していると思うのも私だけではないでしょう・・?
 
さて、政治イヤーと言われる2012年も残り3カ月ですが、相場にも大きな影響を与えかねない大きな政治イベントが控えています。
米中両大国でトップと政権が変わる可能性があります。
 
米国では11月6日が大統領選の一般有権者による投票日です。
オバマvsロムニーでオバマ優勢とも伝えられますが、この1カ月間で足の引っ張り合いも含めてヒートアップするのでしょう。
 
中国では胡錦濤国家主席の後継者は既に習近平に決まっていますが、その交代が行われる中国共産党大会が11月8日に行われると発表されたのはつい最近です。
 


世界的に重要な政治イベントがたった2日違いで行われるのは奇遇だと思ってしまいそうですが、中国が米大統領選の行方を見定めてから対策を練って微修正して発表するために日程調整したと考えるのが自然ですね。
習近平氏も公式会談をキャンセルして雲隠れとか入院とか内部闘争とか言われていましたが、政権交代に向けてスンナリとは事が運んでいないのかも知れませんね。
 
昨日の豪利下げでも中国景気への懸念が示されていましたが、上海株式指数は3年何カ月ぶりかの安値に沈んでいます。
一方の米国はNYダウが4年何カ月ぶりかの高値を付けて、相場も米中は好対照です。
さて、政権交代後にこのトレンドが逆転することはあるのでしょうか?
 
因みに、韓国大統領選挙は12月19日に予定され、日本では自民党の新総裁(旧総理!?)が年内の衆院解散を求めています。
もし実現すれば、領土問題が加熱する日中韓の政権交代が2012年終盤に同時進行しかねず、戦後67年経った今現在に未解決の領土問題が噴き出していることも含めて、タイミングの一致は極めて意味深だと感じますね。
 
日本を取り巻く東アジアの政権交代による関係・勢力変化は、我々が当事者であるだけに領土問題を中心に関心が向かいがちですが、世界のマーケットをウォッチする者は感情的にならずに、何と言っても米中の新政権と経済に関して打ち出される政策にも関心を払うべきでしょう。
 
小さな島も日本にとっては極めて重要だけど、米中ではなく日本の政変で世界のマーケットは動かない・・。
 
ブログランキング・にほんブログ村へ

タイトルとURLをコピーしました