2015年02月09日

e-taxでの確定申告の本人確認が17年に住基カードから携帯電話となり安易に便利に!?

日経新聞によると、政府は2017年からインターネットでの納税手続きする際の本人確認を携帯電話で行えるようにして、納税者負担を減らして事務効率化を図るとのこと。

記事では、「電子納税」という書き方なのですが、納税にかかる確定申告の「電子申告」とは手続き・工程が異なるので、詳しくない人が読むとネットバンキングで納税する手続きの簡素化と誤解を与えかねない書き方に思えますが・・。
現在は電子証明書の交付を受けた住民基本台帳カードをICカードリーダーで読み込めば電子申告が可能で、税務署に紙の確定申告書を提出・郵送する必要はありません。

私も電子申告をしていますが、カードとリーダーを取得する初期費用と有効期限3年の電子証明を更新する維持費用が若干かかり面倒な面もあります。
(やっている者から言えば、それをクリアした者が得られるメリットだろと思わなくもない!?)

これを17年からなんと携帯電話があれば本人確認可能とし、ほとんどの納税者が費用も手間もなく電子申告できるようになるのですから素晴らしいですね・・。

ネット画面で携帯番号を入力すると、別途メールに送られた認証コードの入力を求める自動通話がかかって来て、利用者が携帯にコードを入力すれば本人確認が終わるとのこと。
オイオイ、随分いい加減な、もとい、思い切った簡単な本人確認ですね!?
どっかのWebサイトで無料会員になる時の本人確認レベルですが良いのでしょうか!?

今の住基カードで県知事がお墨付きを与えてくれる電子証明書とか無駄に高度な本人確認がバカらしく思えますね。
まあ、確かに他人になりすまして納税する奇特な人はいないし、還付を騙し取ろうにも本人の個人情報を丸々把握してなければ出来ないし直ぐにばれる可能性も高く、簡単な本人確認で構わないのかも知れません。(ほな、最初からそうせえや!)

個人(自営含む)の確定申告書はE-taxでの作成が過半数になっていますが、そのまま電子申告した割合になると10%にも達していないようです。
また、紙での提出が求められていた添付書類もPDFファイル等のネット送信で完結するように変更されるようです。

今でも電子申告では一部の添付書類を省略できたりメリットも多いですが、1つでも紙の提出を求められれば手間とコストを掛けて電子申告なんてしませんからね。
既にやっている者から言えば、納税の義務をケータイで本人確認だと?と思わなくもないですが、利用者の利便性向上と行政コストの削減は良いことですね、どんどんやって下さい。

内閣官房のホームページでは、2016年1月以降に交付を受けることができるマイナンバーの個人番号カードには「e-Taxをはじめとした各種電子申請が行える」と明記されているし、住基カードの本人確認はこちらに移行されるんだろうと思っていたのですが、確定申告は一気にケータイでの確認で済ませちゃいますか?

白紙大好きな政府の予定に振り回されるのも良くありませんが、2年後にケータイ確認が認められるなら、新たに住基カードとリーダーを取得して電子申告を行うのはコスト的に止めておいた方が無難でしょうね。
更に細かいことですが、私を含め既に行っている者は電子証明書の有効期限(3年)が切れた場合には500円を払って更新せずに紙で提出する方が良いかも知れませんね。

紙とハンコが大好きで過剰にリスクヘッジを行いたがる役所の手続きが簡素化され、利用者の利便性が向上し行政コストも削減され減税に結びつく(訳ねえだろ!)のなら、確定申告の本人ケータイ確認は大歓迎です!?
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posted by 韋駄天太助 at 13:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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