EU緊縮策の是非を問う(その資格があるのかは別にして!?)ギリシャ国民投票が行われ、反対60%強・賛成40%弱の大差で受け入れ拒否となりそうです。
世論調査では、直前が拮抗だが賛成が僅差で上回る、その前は賛成がかなり優位だったので、投票に向けて国民の反対が増えていったのでしょうが、それにしても・・。
市場も世論調査に同じて、投票結果は緊縮賛成で織り込んでいたと思いますが、直前は僅差だったのにギリシャへの見方が少し甘すぎるんじゃないですか?
ギリシャを舐めちゃいけないって!?
世論調査だけではなく、常識で判断すれば誰だって反緊縮を選ばないだろという織り込みだと思いますが、これまでギリシャ政権や国民がどんだけ理性的ではなく感情的だったのでしょうか?
マーケット関係者の毎回ギリシャに予想外とのコメントの方が想定内です!?
余りにもエモーショナルだからこの状況に至っている訳で、何故自分の常識で判断してしまうのでしょう?
国のトップが反対に投じろと煽って、投票用紙では上にNoを持ってきて、(デフォルトでもドラクマでもEUからの離脱でもなく)EU緊縮策に賛成か反対かと聞かれたら、反対が過半数という結果になっても全然予想外ではないと思うのですが・・。
(それが結果自分達に何をもたらすのかはあまり考えていないし、その質問に答えただけ!?)
チンピラッス(だっけ?)首相の「ギリシャは歴史的なページを開いた」との勝利宣言はもうギャグですわ。
確かに、パンドラの箱だか地獄の釜の蓋だか知らんが、自らの選択でなんか開けちゃったよね!?
そのページに書かれる未来は決してガッツポーズを取るような勝利ではなく、ギリシャの苦手な忍耐のような・・。
パルテノン神殿が泣いている・・。
ソクラテスさん、アリストテレスさん、ギリシャの偉大な先輩方よチンピラッスでスミマセン!?
民主主義がアテネに始まりアテネに終わるのが歴史の必然を綴る1ページなのか!?
さて、先週利下げしても上海株は下げ止まらず派手な暴落を演じましたが、これを受けて大手証券21社が約2.4兆円で株式買い支えて4500ポイントまで売らない宣言他IPO中止等の緊急対策を打ち出して形振り構わず暴落ストップ&上昇に当局が動いています。
今週もやっぱりギリシャと上海の動向に注目ですね。
ギリシャの神々よ。少しは手を差し伸べてやってよ。EUの代わりに。
やっぱり多神教だと他力本願で国民が甘えるのかな?おっと、ブーメラン!?