これが中国なら世界株安に波及するところですが、それ程の影響力を持たなかったのは救いかも知れません。
理由はテメル大統領に新たな汚職疑惑が発覚し、年金や労働法等のブラジル経済構造改革が滞るとの連想から資金が逃避した模様。
また、政治家トップの汚職かよ!
これとは別に、収賄容疑を掛けられているルラ元大統領が2018年10月の次期大統領選への出馬を表明したそうだ!?
汚職(容疑)が大統領3代で続いているのに、また最初の汚職容疑者が大統領に復帰しちゃうの?
未だに30%近い支持率があってライバル不在でルラ大統領復活の可能性も充分あるようですが、今後もブラジル株価は政治(政策より汚職問題!)に翻弄されるかも知れませんね。
通貨レアルも暴落したので円ベースではダブルで効いてくるのですが、例えばアクティブの「HSBCブラジルオープン」では基準価額が1日で▲14.8%下落したので凄まじい威力です!?
まあでも、新興国に投資するならリーマンショック程度の下落はたまに起こるよと鷹揚に構えることも大事かも知れません!?
1日で15%の資産減少に血の気が引いて狼狽売りするなら損するだけだから、ブラジルなんて手を出さない方がいいですね!?
2016年初頭は40000を割っていたボベスパ指数は2017年初頭には60000を越えて、2月終わりに69000の高値を付けた後に調整し、5月に再度高値に迫ったところで今回の暴落です。
1年で1.5倍になった株価が大暴落を受けて年初の水準に戻っただけでまだ60000を軽く越えているのだから、この程度の暴落を取り戻すのは(もし取り戻すのなら)1カ月もあれば充分です。
2016年初頭は原油価格が最安値をつけ資源国通貨や株も叩き売られた時期で、あの頃ブラジル株を買う奴はアホと言われたことでしょう。
でも、株価なんて絶賛GDPマイナス成長中(▲3.6%)の2016年で1.5倍になるし、ようやくプラス転換かと言われ始めてから安心して買いを入れる人が天井掴んで暴落を食らうんですよ。
こんなに汚職政治でゴタゴタしている国には投資できないと判断するなら、一切手を出さないとか撤退時期を探るとかするべきでしょうね。
インドなんか右肩上がりで最高値を更新し続けてますが、こっちもそろそろドカーンと来てもおかしくないような・・?
まあ新興国への中長期投資は暴れん坊と上手く付き合うメンタリティがないと腹が立つし疲れちゃうからね!?

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