2018年09月01日

楽天証券の楽天カードで投信積立1%ポイント付与にSBI証券他はこう対抗しなさい!?

楽天証券は10月27日から投信積立の引落方法に楽天カードクレジット決済を加え、月額50,000円までを上限にカード決済額の1%分の楽天スーパーポイントが楽天カードから付与されると発表しました(↓)。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20180828-01.html

損するか得するかもわからない投資信託を購入する際に楽天カードで決済すれば1%を還元してくれるのだから利用しない手はないと思います。
私も楽天カードのホルダーですが、持っていないことには1%還元の特典は受けられないので10月27日のスタートまでには作っておいた方が良いでしょう。


1%還元は大きいですが、カード決済月5万円の上限を設けて月500ポイントに制限することで出血サービスにはならないと見ているのでしょう。
それでも、ただ楽天カードで決済するだけで年6000ポイントが得られるのは大きいですね!
サービスの詳細や活用方法の前に、楽天証券がこれだけインパクトのあるサービスを打ち出してくると、手をこまねいていれば他社にとってはシャレにならない規模で楽天への流出を招くリスクがあります。

そこでSBI証券他が楽天証券のこの動きにどう対抗すべきなのかを上から目線で「こう対抗しなさい」とアドバイスしておきます。(笑)
(そう言えば、本屋に行くと投資本は「・・・しなさい」みたいなタイトルが多いですね。
投資にまで上司や先生を求めて、決めてもらい指示されるのを好むのは国民性なんですかね?)

ここでは楽天証券に対していち早く対抗策を打ち出すことが多く、投信にもマイレージサービスで顧客還元に力を入れているSBI証券を例に取りますが、対抗するつもりの他証券でも考え方は同じです。

@ 楽天カードに同じくクレカ還元で対抗するのは負け戦だ!
楽天証券は楽天カードを利用したメリットを打ち出しましたが、これは楽天グループだから出来ること。
楽天カードは色々言われますが、発行枚数は1千万枚を軽く超えて2017年上半期には取扱高でも3兆円を超えて国内で最大規模のクレカです。

SBIグループはクレカ事業では迷走している印象でSBIカードも廃止されたし、対抗でSBIネット銀行が発行するミライノカード決済なら1%還元とかやってはいけない。
そもそもミライノは通常還元率が1%もないのに投信購入なら1%還元するのも不自然だし、楽天カードの規模と取得の容易さには敵わないでしょう。
SBIが同じ条件のクレカ決済で後追いしても、間違いなく楽天の方が選ばれます。

では、どうするかって?
クレカ決済してくれたらコストが下がって1%還元できる合理的な理由でもあるのですか?
答えは「ありません」!?

楽天グループの連結決算では楽天証券と楽天カード株式会社間の内部取引は相殺され、グループでは顧客に1%のポイントを還元しているだけです。
最終的には楽天カードから顧客に1%還元されるのですが、その原資は楽天証券から捻出され、楽天証券と楽天カード間で取り決めた決済手数料が2%でも3%でも、三木谷さんにも顧客にも楽天の株価にとっても無関係なのです!?

よって、SBI証券は独自のSBIポイント付与サービスがあるのだから、無意味なカード提携なんてせずに、決済手段に関わらずSBIポイント1%付与することで「楽天カード」限定の楽天証券を上回れるのです!

A積立限定ではなくスポット買いも対象にして優位に立て!
SBIの方が後追い後出しなので、条件でも少し上回りたいところです。
しかしながら、上限7万円とかで出してもサービスし過ぎになるし追随される可能性もあるので避けたい。
それなら積立限定の楽天に対して、SBIはスポット買いを含めて月5万円までの投信購入に1%の還元を付けて上回りましょう。

これは楽天カード決済限定の楽天証券にとって同じ対応をするのが容易ではなく対抗できず、優位に立てる可能性があります!
ただ、このやり方だと5万円のスポット購入後に即売り注文で500ポイントだけゲットする人が続出し兼ねません。
楽天も同じですが、月1回積立とカード限定がある程度の歯止めになるのに対して、SBIがSBIポイント付与なら確かにノーガード過ぎるかも知れません。
これに関しては、5万円購入分に対して2ヵ月or3ヵ月の継続を条件にして、確認後にSBIポイント付与することで歯止めを掛けるのはどうでしょう?

このように、SBI証券他は金額的な条件を同一にしてカード決済に限定せず積立に限定せずで楽天に対して優位に立ちつつ、いくつかの条件を付けて出血し過ぎは防ぐ方向で対抗すべきですよ。
特にSBI証券は売りにしている投信マイレージサービスがあるので、保有に対する付与のみならず購入時も月5万円までは1%付与するようにサービス拡充したと発表すれば、楽天の後追い猿真似にもならずインパクトもあるし、楽天への流出を防ぐことが出来るでしょう。
ということで、SBI証券他が放置できない楽天の攻勢にどう対抗策を打ち出すのかを見守り期待しています!
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posted by 韋駄天太助 at 21:03 | Comment(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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